作成日:2019/1/25
最終更新日:2021/10/19
詳しい記事はEngadget等を見られた方が早いと思いますので、省きますが、2020年2月12日のBlogで事業の閉鎖について投稿されています。これまで、Pixelシリーズと肩を並べる速さのセキュリティアップデート配布でしたが、残念なことに2月3日のアップデートで最後とのことです。このご時世にセキュリティアップデートがないのはよろしくないので、代替品としてPixel 3 XLを発注してみました。まあ、この筐体自体は気に入っているので、また前のようにSIMを外したりして使うような気がします。GEM使ってみたかったなー(以下のリンク先に動画があります)。
Blogのリンクは以下です。
セット一式。本体、USB-Type C to イヤホンジャック、SIMイジェクタ、USB Type-Cケーブル、チャージャー
大学入学して、半年以上たってから、嫌々PHSを購入し(間違いなく学科内で最後に電話を購入した)、DDIポケット→ウィルコム→Ymobileと今に至るまでPHSを使用し、スマートフォンとは無縁(正確には一時期W-Zero3を使用していたので、スマートフォン的な端末を持っていたことはあった)の私がついに端末を購入しました。それが、完全マニア向けの端末である、PH-1(Essential Phone)。PHSのサービスが2020年で終わってしまうので、その前にMNPでこの端末に切り替えればいいかー、位の感覚で買ってみました。
それならその時にこれを買えばいいんじゃないか、とか思うかもしれませんが、このEssential Phoneは販売が非常に不振で、2018年末にオフィシャルサイトでの販売も終了してしまっていたので、今がラストチャンス。Amazon.comを見ると流通在庫と、Certified Refurbished品という、何らかの理由でメーカ、ないし販売店に戻ったものを再整備して出荷しているものがあって、後者の方が$210程度で購入可能だったので、思い切って買いました。販売終了になるくらいなので、かなりの型落ち品なのですが、発売時点では非常にハイスペックだったこと、今のところAndroid Qへのアップグレードも予定されている、これ専用の360°カメラがあり、しかも$40弱で投げ売り、ということから、興味津々で購入しました。
あとは単純に今使っているタブレット(iPad mini4)のカメラ性能に不満が出てきたため、型落ちとはいえそれなりのカメラ性能であることを期待しての購入です(カメラは発売当初相当酷評だったみたいですが、アップグレードでそこそこ良くなったという記事が多かった)。
さすがにSIMなし携帯とPHSを持ち歩くのは意味不明になってきましたので、Sim挿してみました。オンライン申し込みでクレジットカードが蹴られ、店舗に行けば障害で契約できないとか、説明がものすごく遅い店員に当たって時間切れで契約できないとか、えらい苦労しましたが契約しました。楽天モバイルは契約説明の動画を延々と見させられるのが苦痛ですね(イーラーニング嫌い派)。
最初の立ち上げ(Appのインストール&低速モード設定)も苦労しましたが、その後は特に問題なく使用できております。基本的にネットはモバイルルーターでつないでいて、ランニング中など手ぶらで移動するときだけdocomo回線で通信している感じですが、特に不満は感じず。昼に都心部にいるとすごい通信速度遅いらしいですが、基本的にメールとブラウザくらいしか見ないので、気になりません。
Sim挿すとカメラのシャッター音が出るようになりました。まあ、もともとは子供を起こさないように寝顔を取りたかっただけで、すでに子供がシャッター音くらいでは起きなくなったので問題ないという感じです。
即開けました。最近は欲しくて買ってもすぐには開封・起動しないとか割とあるのですが、これは期待値が半端なかったので即開けました。海外からの購入品だったので、何かあったら速攻で送り返さないといけないとかそういう意識もありましたが。最近はAmazonのお急ぎ便など、翌日届くのなんか当たり前って感じですし、海外でもお酒なんかは1週間かからず届きますが、2週間近くかかってゆっくり届くのも、期待が高まってきて楽しいですね。
上記に書いた通り、Certified Refurbished品なので、簡素な段ボールに、緩衝材でくるんで入れられているだけでした。USB Type-C to イヤホンジャックはFree Giftとか恩着せがましく書いてありますが、普通にEssentialから購入した場合もタダでついてくるので、なんだか微妙。チャージャーはこんなサイズで27Wってすげえな、と素直に思いました。充電中に触ったりしていないのでどれくらいの熱が出ているかはよく分かってません。
箱にVersion 7.1.1みたいなことが書いてあり起動してみたらAndroidはOreo。まあ、最後に触ったAndroidは5.1(しかも仕事)なので、これでも十分新しい感じはあるが、多分カメラとかもろもろS/Wがしょぼいはずなので、さっさとアップデート。ダウンロードサイズ1GBということでとりあえず放置。操作が5.1のころとだいぶ違うので、ググりながら設定。とりあえず、指紋認証でロック解除はできるようになった。今言えることは本体がつやつやでかっこいい。あとどっかのサイトでも書いてあった通り、裏は指紋でべたべたになる。ただ、iPad mini4もカバーだけ(背面は無防備)での運用(個人的には厚みが増すのはNG)なので、こちらも液晶保護膜だけつけての運用の予定。まあ、側面はチタンらしいし、大丈夫でしょ。カバーなしで大体iPhone 6位のサイズです。裏面の凸凹もないので、本当に概観はかっこいい。
PH-1嫌いな人は重いとか何とか書いてますが、200g切っていれば何の問題もありません。どうせ電話に使わないし。W-ZERO3の初代は230gくらいあって、しかもやたら分厚く、大きい筐体だったために、持ち運びにも通話にも難儀しましたが(5分くらいで異様に手が疲れる)、これは問題なさそう。ってか、今の時代、長電話する人はヘッドセットか、イヤホン必須ですよね?
液晶面には本当に何のスイッチもなく、小さいノッチしかないブラックボディなので、写真にとっても何の写真なのかもよく分からない。
そこにシビれる!あこがれるゥ!
比較対象がiPad mini4なので何とも言えないが、割といいと思う。
まず、それなりに照明のある環境での撮影。日没後に照明のある状態で撮影。下の右がiPad mini4、左がPH-1。設定は特になし(Essential Phoneはフラッシュを切ってある(iPad mini4にはフラッシュがないので))。iPad mini4の方が色の境界が若干にじんでいる印象を受ける。後、アイスコーヒーのあたりを見るとわかるが、泡が不鮮明で、茶色っぽく見える。なお、ここでは試していないが、どちらの機種もデジタルズームをかけることができるが、iPad mini4は少しでもズームしようものならモアレっぽくにじむが、PH-1は2倍くらいまではまだ実用できそうな印象だった。
ただし、根本的なカメラ性能の差(PH-1が13MP、iPad mini4が8MP、f値でもPH-1が1.85、iPad mini4が2.4)があったりはするので、ここはPH-1の方がよくて当たり前という話です。ただし、使い勝手の面でいえばまだ、iPad mini4の方がいいかもしれない。というのは、手に持って撮影する際、サイズの大きいiPad mini4は、手が入ったりとか、ぶれたりとか、落としそうになったりとか、そういうことは全然なかった。逆にPH-1は結構簡単に手が映り込みそうになったり、落としそうになったりと、ぶれたりと形状の面からは不利であった。そういう意味ではスマホのサイズが大きくなっているのは意外とそういう理由なんじゃないかとも思ったりする。
後、ソフトウェアの問題か、PH-1はシャッターの反応がiPad mini4と比べて圧倒的によろしくない。改善されたというS/Wでこれなので、初期の評判はメタメタだったんだろうなぁとは思います。アーリーアダプターが高性能を求めるとかどうかと思いますけどね。これだと、イルカショーとかでイルカを取ったり、野球の打球をとらえたりするのは難しいと思う。→(2019/5/1追記)これは周囲の明るさ、つまり露光に依存していることが使い続けてきて分かりました。昼間の公園などの明るいところでの撮影は全然早かった。
まあ、スマホのカメラはチューニングや、S/W性能が画像の出来栄えを大きく左右するので、よほど用意周到なメーカーが一撃必殺で出してこない限り良いものが出てくるとは思えません。HuaweiのP20にしてもGoogleのPixel 3にしても、最初っから出来ていたわけではなく、1とか2があったわけで(値段や政治的な理由がなければこれらの超高性能カメラ端末を使ってみたいとは思いますが、如何せん高すぎですね)。でも、日本が後回しになるのはマーケットのしょぼさもさることながら、Essentialをボコボコに言ったようなクレーマーが多いと思われているからなんでしょうね。事実だと思いますけど。
最後、これも慣れかどうかわからないのですが、Essential Phoneは結構手ぶれする。というか、私の手振れをカバーするくらい補正していないといった方がいいのか。シャッターはBluetoothのスイッチかなんかで切るようにした方がいいのかもしれないと思いました。→(2019/5/1追記)これも露光時間に起因する問題でした。
PH-1で撮影した画像
iPad mini4で撮影した画像
まあ、明るいところでの性能は正直どうでもいい(iPad mini4でも、普段使いには問題ない)ので、暗いところに行きましょう。ってことで、バーガーキングを出て撮ってみました。2019年の1月、時間は19:00ちょい前。日没は過ぎていて、人口の光源のみでの撮影です。上と同様左がPH-1,完全に同じ位置、タイミングではありませんが、大体同じ条件での撮影です。こちらもフォーカス等は特にタップで指定していませんが、「大井町駅」の表示が取れてそうなタイミングでシャッターを切ったつもりです。
PH-1は近距離の明暗は非常にはっきりしています。大井町駅の表示は白飛びはしていないものの、暗い印象で、字もはっきり見えません。iPad mini4の方は逆に大井町駅の表示は白飛びしつつも何とか読める感じ。とかここまで書いておいてなんですが、結構角度が違いますね。本当に実験的にやるなら、三脚とか用意して両方とも同じタイミングでシャッター切るとかしないとだめですね。でも、カメラ専門家ではないので、多分やらないです。
PH-1で撮影した画像
iPad mini4で撮影した画像
もう少し暗いところで撮影するとどうなるのか、ということで撮ってみました。こちらは結構明らかな差が出ました。今度はPH-1の方が明るいところで白飛び気味になっている一方で、暗いところのコントラストはきっちり出ている(暗いところもよく見えている)という結果になりました。こうやって見てみると、iPad mini4の方が自然な画像な気がしますが、バーのカウンターでボトルがきれいに撮れるかどうかと、暗いところでも子供の写真が撮れるかということだけが大事なので、PH-1の方が個人的には期待が持てます(つまり、わざわざ買った意味があった)。バーでの撮影は近いうちに試してみます。
PH-1で撮影した画像
iPad mini4で撮影した画像
実はまだそんなにBARに行ってません。写真は神田と麻布十番のバーで撮影したもの。どちらの店も遅い時間は照明を落とすタイプの店なので、まあまあ取りづらい条件ではあるはず。もちろん、フラッシュをたけばそれなりに見れるのだとは思いますが、個人的にフラッシュが嫌い(残光が網膜に長時間残るので子供のころから嫌い&フラッシュ有で撮った写真は不自然に感じる)ので、フラッシュなしの条件です。多分神田のGroovyや銀座のKAGEの方が条件厳しい(暗い)はずなので、今度トライしてみたいと思います。Leap BARにも行ったのですが、ここは日没前の訪問のため、今回の比較からは外しています。
神田のEclipseで撮影(照明暗め、午後10時過ぎ(外部光ほぼなし))
麻布のMelfomeで撮影(午後10時ごろ、外部光はほぼなし)
Groovyでの撮影結果を追加します。結構前に撮ったのですがアップロードを忘れてました。
そこそこキレイに撮れていると思います。ボトルの文字も鮮明で、iPad mini4で(私が)撮るのは結構難しいと思います。撮影結果とは全く関係ありませんが、このボトル(確か中身はアイリッシュウイスキーだったと思う)はかなり美味しかったです。
Groovyでの撮影結果
今更ですがKAGEで撮った写真を追加します。
Groovyと比べると、コンディションの厳しさが際立ちます。やはりカメラ的には厳しい。Facebookでも店内の画像を見ることはあまりないのですが、それなりの理由がありますね。
ぼやけているのはカメラマンの腕の問題です(というか、暗所だと露光が長くなるので、三脚等がない限りはまずぶれるのでは…)。
Groovyは店内は暗いのですが、卓上にはスポットライトが当たっているので、意外と写真は撮りやすく、KAGEは予想通り撮りづらいという結果になりました。まあ、オーセンティックバーで写真なんか撮るなと、そういうことなんだと思います。(まあ、普段は撮らないんですけど)
カクテル(ハリケーン)とその材料のボトルたち。まあまあ映っています。
ボトラーのラフロイグ。ラベルがほぼ透明のボトルで、別にここでなくてもまともに撮れない。
ちゃんと試したというほどではありませんが、自宅の寝室で試してみました。蛍光灯の豆電球が付いていて、街灯の照明がカーテン越しに少しだけ入って来るようなシチュエーション。プライバシーにかかわるので画像自体はアップしませんが、フラッシュなしでも部屋のどの辺に何があるかとその色くらいは分かりました(明るさをMaxに振ったうえで補正してますが)。
ちなみに、これを書いている今、部屋の電気を豆電球だけにして撮ってみたところ、iPad mini4は真っ暗、PH-1も真っ暗、と思ったのですが、PH-1の方は補正をかければ一応何があるかは何となくわかったのと、撮った写真を暗い場所で見てみると補正なしでも部屋の中のものがそこそこ撮れているのが分かりました。恐るべし。
ポートレート機能やモノクロ撮影は比較対象のiPad mini4にはないので、別途、比較ではなくレビューしようと思います。また、360度カメラは使い方含めてよく分かっていないところが多いので、使えるようになったらレビューしたいと思います。ただ、$40やそこらでこんだけ撮れてればいいんじゃない?とはすでに思い始めています。これがリコーのThetaみたいな単機能なデバイスだったらボコボコにけなしている可能性が高いですが。とりあえず、持ち歩いて遊んでみたい程度にはやる気が出ましたので、ケースを発注しました… 360度カメラレンズって、両面むき出しのカメラなので、ケース必須ですね。今更この端末を買う人はいないと思いますが、もし、海外から購入する際は360度カメラとケースのまとめ買い推奨です(国内の転売はアホみたいな値段です)。あと、いかにボディーが頑丈とは言っても液晶の保護はした方がいいかと思います。
周辺がぼやけるという噂のあの機能です。確かに被写体だけがはっきりします。ただ、普通の撮影でそれが必要なのかというと結構微妙。ただ、Facebookでアップロードしたいけど背景が微妙とかそういうときには手間なくぼやけさせられるので、その点は便利。
というほどではないのですが、本体のスピーカーがいけてないとか、USB Type-C経由のイヤホンがダメとかネットではぼろくそなので一応5,6分くらいの動画を見たりしてみました。が、特に気になりませんでした。まあ、これは私の耳がダメなだけかもしれません。ところで、けなしている人の大半がBluetooth接続じゃないとダメって書いてあるんですが、Bluetooth接続のオーディオが良かったことなんてないんですが… ソニーのLDAC対応の防水イヤホンもそれほど電波環境に対してロバストじゃなくてがっかりしましたし。PH-1で電話会議とかすることはないと思いますが、もし万が一やる羽目になったらレポートします。それとも電話がいけてないってことなんですかね。でも、そんなにどこでもちゃんと話せる電話っていまだかつて出会ったことないんですが…
今のところいい感じです。認識しすぎるってことはありませんが、電源キー押して、指紋認証、ではなくて、指紋センサーに指をあててすぐにロックが外れるので使いやすいです。背面にセンサがあるのってどうなの?って思ってましたが、これは単純に慣れですね。ここでも引き合いに出して申し訳ありませんが、iPad mini4のTouch IDは乾燥しているこの時期はかなりの確率で認証が通らないので、個人的には大きなアドバンテージですね。でも、逆に乾燥してない季節になったら通らなくなったりして… ThinkPadに初めて指紋センサーが付いたころ(T40とかそんな機種でした、確か)に比べると全然進化してますね。指紋センサー登録が推奨で、初期設定で指紋だけ登録していたら、冬場に手が乾燥して指紋が反応しなくてログインできなくなるという。
使ってないです。Androidの顔認証自体が解除手順微妙らしいので。スマートフォンじゃないけどWindows Helloの認識はかなり素晴らしいと思う。
急速充電をサポートしていて、付属のアダプタも27Wだけあって、本当に1時間程度でMaxにたまります。朝起きて充電忘れていても家出るまでに間に合う、みたいな。
バッテリは普通の人と動作条件が違いすぎて参考にならないと思います(Wi-Fiつけっぱなし、SIMなし、カメラはたまに使う)。多分、普通の人よりは若干過酷なんじゃないかと思う(Wi-Fiがつけっぱなしなので)。この条件でも1日で60%くらいの消費かなぁ。でもメインのブラウジングとかはiPad mini4を使うので、何とも言えず。
何もしないで何日持つのかも試したいところではありますね。PHSをいまだに使っているのって、そこがポイントなので。ちなみに2週間に1回しか充電しません。PHS最強(2020年にサービス終わるけど)。
素のAndroidが入っているということで、すがすがしいほどに何も入っていない。アプリ画面で20個しか出てこない(カメラ、カレンダー、ドライブ、ファイル、フォト、マップ、メッセージ、時計、設定、電卓、電話、電話帳、Chrome、Duo、Gmail、Google、Playストア、Playムービー、YouTube)。そして、それで特に困らない。分かってはいたけど、PCもスマホも要らないアプリが多すぎですね。要らないものが付いてきて値段が高いわけなんで、そりゃあ日本のメーカの携帯電話売れないわって感じですね(元々日本でしか売れてなかったわけですけど)。とりあえず、なにも入れない状態でどこまで行けるかやってみたいと思います。まあ、Kindleとか、Prime Videoとか銀行系のアプリとか、Digital Paperのアプリとか入れたくはなりますが、そこは頑張ってみようと思います。
Androidの操作という意味では分からないことが多く、何度もググらないといけないところは厳しいですね。
普段、ここを評価軸にすることはないのですが、全然売れてない状況でもきっちりセキュリティアップデートその他がかかっているのは素晴らしいことだと思います。企業のサポートは国内・海外を問わず、終わってますが、Essentialについては素晴らしいと思います。何も問題が起こらず、何かあっても対応がされているということで非常に好感が持てます。
とか書いていたら、過去のいけてないサポートの話を(企業名含めて)書きたくなってきました。今度どこかで書くと思います。
(2019/2/17)追記
毎月のセキュリティアップデートはGoogleからのアナウンス→即アップデートという素晴らしい(日本の企業ではありえない)速度で来ます。特にCriticalとかHighとかのオンパレードな昨今の状況からすると良い感じですね。
あと、広い意味ではAndroidのVersion対応もサポートですね。そもそもAndroid Pieに対応している端末が国内にあまりないということをPH-1を買うまで知りませんでした。中古屋に並んでいるスマホっていまだに5とか6ですしね。
(2019/7/13)追記
EssentialはAndroid QもサポートですでにPreviewは入れられる状態になっています。$200ちょいの端末とは思えない。Essential Phone 2も出るらしいし、こっちも買ってみたいなぁ。
元々アップデートの予告が出ていましたが、Pixel3と同タイミングでのアップデートが行われました(2019/9/5)。サイズは余裕の1GB越え。アップデートをかけただけだとほぼ、見た目も変わりません。そして、特に電話も使わない私は1日たって電話がつながらなくなっていることに気が付きました(データ通信はモバイルルータと同時利用しているのでなかなか気が付かなかった)。SIMが微妙に認識していないように見えていて、しかもググっても同じような記事が見当たらない。あれ、これって結構マズイやつか?と思い、色々と調査。
が、すぐに何とかならなさそうなので、とりあえずEssentialのサポートにレポート(SIMは楽天モバイルですが、連絡するだけ無駄と判断しました。ちなみに、2019/9/16時点でも何もアナウンスが出ていません)。だったんですが、結局翌日(9/6)に自己解決したので、それもEssentialにレポート。その翌日(9/7)にレスが来て、追加の情報くれ、ということで追加情報を提供しました(9/8)。その後お礼のメールがあって(9/10)、9/12には修正パッチが展開という、ディスコンしているスマートフォンとは思えないスピーディーなサポートでした(パッチが出ていなければ復旧手順を残しておこうかと思いましたが、その必要もなくなりました)。
ちなみに、今回のバグ(メーカーでないので断言できませんが、現象としては「Android 10へのアップデート時にManualで追加したAPN情報にアクセスできなくなりSIMが正しく認識されなくなる」)はMVNOでSIMの契約をしていて、マニュアルでAPNを追加している人Essential Phone, Pixel 3 ユーザは全員該当しているはずなので、私のように電話を全然使わないでいて気が付いていない方はパッチをWi-Fi経由でダウンロードしていただければと思います。ちなみにこのパッチにはWi-Fi電話がイネーブルになっていると、使用している国によっては着信ができなくなるというバグのパッチも含まれているみたいです(こちらはどこと契約しているかは関係なく、日本だとほぼ引っかかるはず)
どうでもいいんですが、つながらなくなるって、日本人は「電波をつかまなくなる」って表現するみたいなのですが、今回の件については「SIMを正しく認識しない」のであって、無線のトラブルではありません。Essentialのサポートに聞いたって投稿している人もいたんですが、サポートを混乱させるようなよく分からないメールも多かったんだろうなぁと思います。だから、というわけではありませんが、参考までにレポート内容を上げておきます。
Title: Essential Phone can’t recognize SIM card after updating OS to Android 10
Body:
As described on title, on Android 10, essential phone can only detect carrier name and IMEI but can’t detect phone number. There are some similar issue appeared as reported on below web site. Any change in SIM detection?
https://jetstream.bz/archives/88720
Please give us any solution immediately. I wish we get your prompt support.
If you need more information, please let me know.
But I think I can only provide limited information because “mobile network” item in “setting” looks disabled.
Best Regards,
とりあえず急ぎで投げたのが分かる、ディテールのないメールですね、今になってみてみると。自分で復旧して、もう少しかけることが増えたので、以下のような内容を追加で送りました。
Hi Essential staffs,
I could recover from below situation by myself.
Procedure is below.
1. Boot PH-1 as safe mode.
2. Disable airplane mode and enable mobile data.
3. Move setting->mobile network
4. Re-enter the access point setting and set to it.
5. Reboot PH-1 normal mode.
If anything wrong in these step, please point it out.
It looks that PH-1 or Android 10 overwrite APN setting to default.
Many MVNO users will face this issue. So you should disclose correct procedure to all users.
Of course it’s a good way to provide patch but user already affected this issue may not receive it...
Best regards,
ちなみにAndroid 10は操作をジェスチャーナビゲーションにすると、画面下部のホームボタンがなくなるって、操作方法が多少変わるということと、ダークモードのサポート位しか差分がありませんが、あまり大きな違和感は感じない(逆に便利になったとも感じない)感じですね。
まさかの更新ですが、もし、まだPH-1を持っていて、Android入れてみたいという人に朗報(?)。
Androidの派生版である/e/ OS(プライバシーに配慮し、Googleのサービスを使わないようになっているAndroid。ちなみにPlay的なものは使える)ではまだPH-1をサポートしていて、OS起動、360度カメラ動作、楽天モバイル(MNO)のSIM動作確認(電話アプリでの発信とデータ通信)まで見られました(ただし電話アプリは無線設定をLTE Onlyにする必要あり)。
インストール手順知りたい!という要望があるか暇があったら詳細な手順を追記するかも。