作成日:2018/11/02
キャップ部分がメーカーズマーク的に蝋で封印されている。蒸留所限定品の250mlの一見頼りない封に比べると安心感がある。が、開けるときはうっとおしい。
確か、このボトル登場以前から海外では人気があったかと思いますが、これ以降、国内でもそこそこ軽井沢が売れるようになり、メルシャン軽井沢博物館閉鎖で一気に値段が高騰したと記憶しています。当時は私もそんなにたくさんの在庫は抱えていませんでしたし、人気のものを先に抑えるみたいな発想もなかったことが懐かしいです。
ラベルにもある通り、ウイスキーライブ(今はバーショウになってますが)の東京(日本)での10周年を記念して、日本の6つの蒸留所から同時リリースになったうちの1本。ラインナップは、山崎、白州、余市、宮城峡、羽生、それからこの軽井沢でした。全てカスクストレングスでのボトリングで(何気にサントリーは珍しいです。当時は蒸留所限定ボトルがあったり、カスクオブ山崎/白州、オーナーズカスクなどありましたが…)、羽生、余市は瞬殺、宮城峡、軽井沢が少し遅れて完売、サントリーの2本が延々と残ったという、これまた、非常に偏った売れ行きになっていました。ちなみに、サントリーをディスりがちな私ですが、サントリーのボトルは決してまずかったわけではなく、年数、値段の問題だったかと思います(両方とも12年で1万円を超えていました。当時は並行輸入で同じくらいのお金を出せば山崎、白州の18年くらいは買えてしまう感じでしたので、かなり割高に感じました)。リリースの本数も違う可能性があるので、何とも言えません。ちなみに私はこの軽井沢と白州を買いました。
余市は極めてアーシー(土っぽい。じゃりじゃりするという意味ではなく)なウイスキーで最も印象に残りました(ただし瞬殺だったので買えませんでした)。次に印象に残ったのが軽井沢で、多分、生まれて初めて飲んだ軽井沢でした。次が、あまりピーティでなく、グレープフルーツ系の爽やかさのある白州が印象に残っています。宮城峡と羽生も当時は経験がなかったので、あまり印象には残らなかったです。山崎はスタンダードなものからあまり外れることなく、美味しかったのですが、当時は通常品と違う味を限定品には求めていたので、印象には残らず。
これが買えなかったのが割と悔しかったことを覚えています。あれ?買えたんじゃないの?って思いましたよね?はい。結果から言うと買えたんですが、売り切れてからだいぶたってから何故か銀座の酒屋で売られてたんですよね。定価で。今でもあれは何だったんだろうと思いますが、あの酒屋はそういうミラクルがたまーにあるので、たまに行きます(さすがに最近はないですが)。
また、このころは東京駅八重洲地下街のリカーズハセガワに通い始めて約1年たったころで、やっとメンバーズカードを薦めていただけたこともよく覚えています。