作成日:2019/02/17
左からスキャパ、ミルトンダフ、グレンバーギ、グレントファースの各エディション。各蒸留所の個性を出したブレンデッドという触れ込み。
メーカ:ペルノリカール(日本の代理店はサントリー)
地域:スコットランド
ステータス:(限定品のため明記せず)
容量:200ml x 4(700mlでの個別の販売もあった)
価格:10000円くらい(700mlのもの(それぞれのエディションの単品)は8000~9000円くらいで販売されていた)
タイプ:ブレンデッド
年数:17年
度数:50度
点数:82~87点
テイスティング的なコメント:(以前FBで書いたコメント)
スキャパはやはりと言うか、塩っぽさを強く感じます。ミルトンダフはチョコレート、蜜。アルコール感も強く感じます。グレンバーギはアルコール、樽の香り、フルーツケーキの印象。少し舌にざらつく感じがあります。グレントファースはハチミツ、リンゴ。とりあえず、ストレートでの印象ですが、やっぱりロックで飲んでなんぼだと思うので、氷入れてみます。スキャパは若干塩っぽさが薄くなるものの、力強い印象は変わらず。後味にグレーンっぽさを感じますが、モルトと言われてもきっと騙されます。ミルトンダフは、アルコール感が薄れ、コクを感じます。グレンバーギはアルコール感が抜けだいぶ飲みやすい感じに。全体的に印象が弱くなりましたが、薄れたわけでは無いのがすごいですね。グレントファースはアルコール感の強さがあまり変わらず、他の香味は薄れた様な印象。
飲んだ場所:自宅など
精力的にリリースを続けるバランタインが5年近く前にリリースした蒸留所エディションの4本セット。200ml x 4本ということで結構不思議な箱に入ったアイテムでした。700mlのスタンダード版はスキャパ、ミルトンダフ、グレントファース、(グレンバーギ)という順番でのリリースだったと思います。グレンバーギは国内での正規品販売はなかったと思います。個人的にはこれらの中ではグレンバーギが一番好きな蒸留所だったので、不満を抱いていたところにこのセットのリリースがあって購入しました。で、ストレートで飲んでみた感想としては
スキャパ >グレントファース>ミルトンダフ>グレンバーギ
だった記憶があります。スキャパは正直美味かったのですが、値段が9000円近くて、「これだったら21年買うわ!」(21年の並行が当時6000円くらい)って感じでした。ただ、ブレンデッドなので、ロックとかで飲んで評価するべきなんだろうな、と今になってみると思います。ただ、200mlなので、ロックのダブルとかなかなかできないわけで…
最近だと、バランタインはスキャパ以外の3種類をシングルモルトで売っていますね(たしか、トファースだけは正規ルートで入っていないはずですが)。バーギーとミルトンダフは購入していて(といってもまだ普通に買えますが)、バーでも試飲しましたが、正直味も薄く、コメントをかけそうなほど味を拾えない気がしますので、ちゃんと開栓した際にはレポートしようと思います。
バランタインといえば17年のキーモルト、7柱が有名です。時代によって多少入れ替わりがあるので、今の7柱が何かは言えないのですが、ウイスキーを飲み始めた2008年とかそのあたりに購入した「ブレンデッドスコッチ大全」にはスキャパ、プルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグとなっています(ただし、この本の出版は1999年なのでこの時点でも古い)。「スコッチウイスキー 迷宮への招待」(2015年出版)でも同じですが、「ブレンデッドスコッチ大全」を参照しているので、ソースは同じかもしれません。今、日本のバランタインのWebを見ると、キーモルトは今回レビューした4種類ということになっていて、思い切った書き方になっています。
最初に、でした、と書きましたが、もう1セット買っていたような気がしてきた… もしあったらまたアップデートしようと思います。
FBのログを探すのに時間がかかって大した内容でもないのに時間がかかってしまいました。反省。