作成日:2018/10/30
特別なコースに参加すると入れる入り口真上の空間から中庭(?)を取ったところ
地域:日本、北海道
訪問時期:2013年4月(マイウイスキー作り)、他2回
ステータス:稼働中
見学:構内の散歩は予約不要、無料の見学コース、マイウイスキー作りなど
ショップ:有
有料試飲:有
皆さんご存知のニッカウヰスキー余市蒸留所、竹鶴政孝氏がサントリーを辞め、北海道に作った蒸留所です。小樽よりもさらに先の、交通の便があまり良いとは言えない地にあります。初めて行ったときは電車で行ったのでなおさら遠く感じました(小樽から先は1時間に1本程度しか電車がない)。今もそうかは分かりませんが、小樽からバスが10分おきに出ていて、これに乗ると蒸留所の目の前までバスが行ってくれるという。2回目以降は毎回バスで行っています(ちなみに、バスでも電車でも移動時間は30~40分程度)。
1回あたりの参加者20人、年10回も開催しないマイウイスキー作り、毎回抽選に応募して、死ぬまでに当たればいいかなーとか思っていたら2回目に当たりました。マイウイスキー作りは金・土の泊まりなので、1日は有休を取得。ちなみに、上司には当選メールを見せ、行く旨を伝えました。むろん、上司がウイスキー(特にボウモア)が好きというのは把握した上での申請です。
金曜の朝から14:00の開始時間に遅れないように移動します。
1日目は最初は座学でウイスキーの製造工程などについて説明。次に工場見学+軽作業(マッシュタンの掃除、ポットスチルへの燃料投入、樽のタガ締め体験)、テイスティングルームでのテイスティング(+プチブレンド会)ときて、工場長らと晩飯というのが一日目の流れです。夕食はカニがうまかったり、会社から電話がかかってきて肉がひとかけらも食べられなかったり、イクラがご飯に乗せ放題だったり、余市10年カスク(最近詰めたマイウイスキー作りのもの)、竹鶴17年がフリードリンクだったりと大変でした。このコースの場合はスコットランド名物の麦汁もついてきます。参加者はご年配の夫婦がほとんどで、結構気を使います。
夕食の後はバスでホテルに送ってもらい、ゆっくりして翌日に臨めるわけもなく、お客様と電話をした記憶が…
翌朝はホテルの朝食に舌鼓を打ち、迎えに来たバスに乗り、再び余市蒸留所へ。
2日目は基本的には樽にウイスキーを詰め(蛇口から注ぐ)、それをみんなで交代で貯蔵庫へ転がしていくだけです。ただ、転がす作業は他の見学客にも目撃されることになるので、若干恥ずかしいです。
昼前には解散になり、試飲&お土産コーナーに突撃、そのまま札幌に帰って、バー無路良に行くというのがいつもの流れです。こちらの話はまたいずれ。
キルンの上。今は使っていない。モルトは飾りであるだけで虫が湧いてるかもしれないから触らないように言われた
ポットスチル。余市のポットスチルは散歩コース内にあり、だれでも気軽に見学できる。ストレートなボディと極端に急角度なネックが特徴。(念のためWhisky Risingで確認しました)
貯蔵庫。マイウイスキー作りの樽は1号貯蔵庫に保管される。基本的に平積み。
蒸留所内は基本的には自由に回れるようになっていて、上の写真の説明にも書いた通り、コースでなくてもポットスチルの前まで行けるのが特徴。また、見学コースの途中に試飲コーナーがあり、飲んでいると、観光客から不審人物を見る目で見られるのも特徴。今はないかもしれないが、竹鶴25年、35年が飲めた(35年でもハーフショットで1700円とか2000円だったので、結構安かったと思う)。また、原酒販売所と試飲コーナーとお土産売り場が微妙に離れていて、買い物が少し面倒くさい。原酒販売所では試飲はできず、一部商品のノージングのみ。また、チョコレートは蒸留所入り口の近くで売られていたりと、何かと買い物は面倒。
書いていたらまた行きたくなってきました。