作成日:2019/2/23
メーカ:Morrison and MacKay
地域:イギリス、スコットランド、アイラ島(ラフロイグ)
ステータス:(限定品のため明記なし)
容量:700ml
価格:8000円くらい
タイプ:ブレンデッドモルト
年数:7年
度数:62.0度
点数:86点
テイスティング的なコメント:いわゆるパンチの効いた若いラフロイグ。ボトラーものにありがちな、カリラなんだかラガヴーリンなんだかよく分からない系のアイラモルト。ラベルの風味(スモーク、シーエアー、ハーバル)はそれなりに感じられて、若く、度数が高いわりにまとまっている。ただし、このコメントは5年近く前に伊勢丹の地下で試飲したときにそんな感じだったんじゃなかったっけなーという程度の確度。開けたら更新します。
飲んだ場所:伊勢丹地下
久しぶりに昔のボトルを更新します。味とか、値段とかは特に不思議でもなんでもないモルトだったのですが、突っ込みどころは色々とあるので、思い出せる限り書いてみます。当時、それなりの種類をかなり安い値段でリリースしていたヴィジュアル・フレーバー(今もブランドはありますが、安くはない)。これも、比較的安かった時期のアイテムの一つです。誰が言ったか分かりませんが、「初心者向けに、有名どころの蒸留所で、そこそこの年数のもので、特徴的な味わいのもの」ってな感じのリリースで、ラフロイグ、ボウモア、マッカラン、クラガンモア、モートラック、クライヌリッシュなど、今だと何気にボトラーで買うのが困難なアイテムも5000~6000円程度でラインナップされていて、すぐに売れるのかと思いきや、シールがが胡散臭すぎる(どのボトルも3枚貼ってあったが、大体1つか2つしかフレーバーを感じない)、他にも買うべきボトルが当時はたくさんあった、などの理由から意外に売れてなかった印象(ただし、今、酒屋で見かけない程度には売れている)でした。
その中にあって、印象的なこのボトル。一応聞いたところによるとほぼラフロイグという、いわゆるティースプーンモルト。確かに、ブレンデッドと書いてあるくせに「Cask No:xxxxxx」と書かれていて、ブレンデッドじゃないんかい!と突っ込みたくなるラベルになっております。しかし、謎なのは、なんでラフロイグがティースプーンモルトなのか。ちなみに、このブランドではラフロイグもリリースされていますし、確か、名前を出せないときに表記される「ウィリアムソン」も出ていたはずです。そして、The Island of Islayの表記。当時は、Isle of Islayの名前でリリースされているものやSecretとなっているものは大抵シェリーカスクのブナハーブンだったので、そこと誤解されないためのIsland表記なのかもしれませんが、本当によく分からない。味は良かったはずなので、60度オーバーでも問題ない方は見かけたら飲んであげてください。
今、考えていて思ったのですが、これ、ティースプーン部分がジュラとかそんなオチかもしれませんね(フェリーが出ている&アイラ島のレンタカーもジュラ島への渡航だけOK)。まあ、それならIslandsのような気もしますが。
ちなみに、Islayの表記(というか発音)は日本語だと見出しに書いた通り、アイレイやアイラが多いのですが、英語圏だと「イズレイ」の方が多いみたいですね。