作成日:2020/12/28
写真真ん中と左端がクリスマスモルト
メーカ:The Whisky Exchange
地域:英国
ステータス:販売中(2020年12月現在)
容量:700ml
価格:約9000円(送料・税金含まず)
タイプ:ブレンデッドモルト
年数:19年
度数:44.5度
点数:87点
テイスティング的なコメント:香りはおがくず、パイン材、黒鉛、砂糖、チョコバナナ、エステル。口にすると、やはりパイン材。続いてべったら漬け、ソルティ、べっ甲飴、レーズン、ナッツ。加水でフルーツが前面に出る。リンゴ、ダークチェリー。サルファーも若干感じるように。飲みごたえも出てくる。余韻はレーズン、ナッツが長く続く。加水後はミントも出てくる。
飲んだ場所:自宅
ウイスキーエクスチェンジがここ数年(多分、2年前から)リリースしている蒸留所が非公開だか何だか微妙なシリーズ(Webには”the third iteration”と書いてあるので、3回目で合っているものと思われます)。クリスマスと銘打ってあるが、11月の前半には登場し、ブラックフライデーと抱き合わせで購入している方も多いと思われるこのボトル、2018年がグレンファークラス、2019年がリンクウッドときて、今回はブレンデッドモルトでのリリースです。まあ、毎年2000本前後のボトリングなので、シングルモルトというところには余りこだわりがないというところなのでしょうか。
個人的には、今までの2本は何とかシングルモルトにしたけど、味的に微妙だったので、それならブレンデッドモルトの方が良くない?みたいな感じだと勝手に予想しています。まあ、つまり、今までの2本よりバランスが良く、飲みやすく、美味しいです。コメントも、筆者にしては比較的多彩なフレーバーが出てきていると思いますが、無理やり感じる、という感じのものはあまりなく、素直にこういうフレーバーがありました。また、個人的にエクスチェンジのウイスキーに感じるレーズン感もあって、エクスチェンジのモルトとしてよくまとまっていると思います。よほどいい原酒が一つの蒸留所でそろうとかなければ来年もブレンデッドモルトになるのではないでしょうか。
ちなみに、理由はよく分かりませんが、ウイスキーエクスチェンジが蒸留所名を明記していない(と言ってもヒントで大体わかる)シングルモルトは、購入すると大体わかります(Invoiceに蒸留所名が記載されている)。さすがにブレンデッドだと分かりませんが。何となく邪推すると、マイナー系蒸留所2、3個所+グレンリベットとかそんな感じなのではないかと思います(推測内容は全く保証できませんのであしからず)。
例年のことではありますが、まだ購入可能です。見てみたところ、Whiskyfunなど、海外サイトの評価の点数も当サイトと似たり寄ったりなので、Strong Buyとまではいきませんが、購入してみてもいいかもしれません。見返してみたら、当サイトでレビューしたブレンデッドモルトとしては最高得点の分類ですね、これ。まあ、6本購入で割引とか表示されてもさすがに6本は買いませんが。