作成日:2022/08/17
メーカ:ニッカウヰスキー
地域:日本
ステータス:終売
容量:380ml
価格:1000円くらい
タイプ:ブレンデッド
年数:無し
度数:43度
点数:85点(ストレートの場合)
テイスティング的なコメント:においをかぐと、砂糖、レザー、オレンジピール。かすかにピート、ワクシー。リンゴ。樽香。加水で香りが落ち、水っぽくなる。口にすると、ソルティ、梅ジャム、ざらつく感じ。口当たりはライト。2口目からピート出てくる。少量の加水で塩っぽさが落ち着く。一方で苦み(ヨモギ)も感じるものの甘みもある。さらに加水でだいぶ平べったくなる。リンゴ、ザラメ。余韻はピート、塩が長く続く。N/Aのブレンデッドとは思えない余韻の長さ。
飲んだ場所:自宅
昔、長野の駒ケ岳(駒ヶ根)に行ったときに駅周辺の酒屋で購入したもの。同時期に90年代のシーバスの2リッター瓶とか、スーパーニッカのプレミアム(90年代に発売された)とか、トマーチン(ブレンデッドの方)とか、90年代くらいのジョニ赤とかあって、駒ケ岳なんて全然購入しなかったのはよく覚えています。当時は、駒ケ岳が再稼働して3年たったというところで、リバイバルが発売されていたのですが、某ノン〇ャッタの人が「これは8000円の味じゃない」とか確か言っていて、なかなか難しい時期だったと記憶しています。まあ、再稼働から3年たってリリースされる3年にそんなにいい玉を持ってこれるかというと、そりゃあ無理でしょって感じもしますけど。ちなみに、シーバスの2リッター瓶は神田のバーに卸し、スーパーニッカのプレミアムは新橋のバーの周年に持っていって、その瞬間は「なんだこれ邪魔だな(箱がでかい)」って感じだったんですが、開けたらえらいうまかったので、感謝され(こっちは後悔し)たり。トマーチンは結婚した時に開け(味は微妙でした)、ジョニ赤も確か神田のバーに持って行って開けたのでこのスーパーニッカが最後に残ったアイテム(実際には2本買ったのでもう一本残っている→が人にあげてしまったのでこれがラストになった)って感じです。確か、このラベルの時代にはスーパーニッカ15年というのがあって、これもなかなかうまかったのですが、今回ご紹介のこの旧瓶もなかなかの見ごたえがありました。まあ、ストレートでの点数を表記している時点でお察しいただけるかと思います。多分、これは2000年代前半とかそのあたりのものかと思うのですが、いい感じにモルトが効いていて、そこそこパンチあり、ピートもあり、コクもありという感じで、いい意味でこの後の年代の「ニッカ臭」を感じない(あるんだろうけど、他の成分で消えている)出来になっていると思います。
ハーフボトルなのに380mlとなっていますが、以前紹介した鶴は760mlだったので、そういう意味ではきっちりハーフボトルなんだなぁと思います。少し前にニッカはブレンデッドを「竹鶴」(余市&宮城狭)と「セッション」(余市&宮城狭&ベンネヴィス)に分けましたがこれは「セッション」に近い感じの系統と感じました(こちらはブレンデッドも入っているので、同じ味ではないはずですが…)。ただ、このボトルのような昔のものの方が重さ(良い悪いではない)があるように感じます。
確か、まだ近い時代のスーパーニッカがどこかにあったはずなので、今度は飲み比べもしてみたいところです。