最終更新日:2019/1/7
神田駅南口(西口ではなく)を出て目の前の信号を渡り、ガード沿いに数十メートル歩くと右手にあります。ガラス張りで中が見えるので、入りやすいといえば入りやすい。ただ、お店のフロアが道路より少し低いこともあり、入っている側からすると気分は動物園の檻の中に近い(動物園の檻の中に入ったことはないですが)。
業種:バー
地域:日本、 東京都千代田区鍛冶町1-2-13
ステータス:営業中(2018年12月現在)
単価:1500円~
特徴
神田でかなり長くやっているモルトの店
でも雰囲気は居酒屋
筆者にとっては原点
っていうかキャンベルタウンロッホの3号店って言った方が早いのか?
最近はそんなにたばこ臭くない?
(2019/1/7追記)ちなみにクレジットカード不可ですのでご注意ください
筆者にとってはモルト人生の第一歩となった、非常に思い出深いバー。ジャンルとしてはオーセンティックバーのような気がしないでもないが、神田のバーなので、限りなく居酒屋に近い。が、モルトマニアどもの聖地、キャンベルタウンロッホの3号店ということで、有名、かというとそんなことはなく、神田のバーとして適当にやっている感じのバーです。
かつては川邊さん(赤シャツ)、野村さん(黒シャツ)の二人でやっていましたが、今は川邊さんが独立したので別の店舗から若松さん(ピンクシャツ)が来て2人で営業しています。川邊さんはキャンベルタウンロッホの開業から独立までずっとキャンベルタウンロッホのカウンターにも立ち続けたバーテンダーで、酒は飲めないが、ウイスキーにはものすごく詳しく、週刊少年ジャンプと東スポが好きでたまらない方で、モルトに限らずウイスキーに関して、色々なことを教えてもらいました。バーテンダーの中ではかなりトークは上手い方で、変なお客さんのあしらい方、新しくきたお客さんへの対応など色々と教わりました(実践する機会はほとんどないですが)。川邊さんは池尻大橋で独立して店を営業されているので、別の機会にご紹介させていただきますが(この間行ったときに聞くのを忘れた)、ここではサンディの話を。
前述したとおり、有楽町のキャンベルタウンロッホの3号店(2号店は新橋のクロンダイクハイボール)で、自分たちで仕入れてきたもの+キャンベルタウンロッホで人気のなかったウイスキーが飲める店になります。席数はもともと15席だったはずですが、壊れた椅子を捨てずに使い続けているためにいったい何席あるのかよく分からない状態でした。キャンベルタウンロッホと違い、居酒屋的に飲めるが、値段はなぜかちょっと高い、という不思議な店。食事もできて、かつては野村さんのキーマカレーをみんなで食べていて、「これはカレー屋なんじゃ?」と思わせるほどの店でもありましたが、川邊さんの代わりに野村さんがキャンベルタウンロッホのカウンターに立つことも多いため、今はそれほどでもないみたいです。
ウイスキーの飲み始めのころに、2軒隣のワインバーに入れなかったために何となく入ったのが運の尽き。ここに来なければウイスキーを何百本も買わなくて済んだんじゃないかと今になって思いますが…
ウイスキーの飲み方、買い方、楽しみ方、すべてを教えてくれたお店です。一時期は週3,4くらいのペースで通って、店のボトルはほぼすべて飲んでいたこともあります(今となってはこれも懐かしい)。カレーの作り方も、冷製パスタの作り方も教えてもらいました。今の会社の人間も、前の会社の人間も連れて行き、飲んだのも懐かしい思い出です。
居酒屋っぽい雰囲気ではありましたが、客層もよく、いいお店に出会ったのだなと今でも思います。
また、神田にしては珍しく日曜日に営業しているバーでもあるので、結婚式帰りなどに寄ってみるのもありかもしれません(過去、ゆっくり飲めるという理由で土・日に行ったら、結婚式っぽいおじいちゃん達に囲まれる、みたいなことも結構ありました)。今も多分大みそかにはそばが食べられます。
ここの大きな特徴は会話が多いことだと思います。見知らぬお客さん同士で話すことも多く、また、その割に口論になった記憶はほとんどありません(たまーにめんどくさい人はいますが…)。ダメな話の雰囲気になりそうだとバーテンダー二人が止めてくれますし。
そのせいか、常連同士で飲みに行くことも多々あります。ただし、ストイックにモルトを飲むような孤高な人はあまりここには当てはまらないので、常連同士で飲みに行くと、どちらかというと2次会みたいな感じになります。
どちらかというと美味しい部類に入ると思いますが、いかんせん、リキュール等をそろえてないので、「あー、それ作れません」ってパターンは多いです。あきらめずにトライしてもらうしかないです。あと、ショートカクテル用のグラスはほとんどないので、ショートカクテルは飲むにしても1杯とかにしておきましょう。昔グラスが割れて作れませんという冗談みたいなことがありました。でも、「これ作れませんか」ってレシピの紙を持ってくるお客さんが意外といるのが不思議な感じ。