作成日:2018/11/25
神田のバーテンダーから1995のドロナックは買っておけと言われてとりあえず買ったこのドロナック。約1年前に何となく開栓して、そんなに評判もよろしくなく。今になって飲んでみると、注いだ直後の香りこそ微妙なものの、味も香りも多彩で、なかなか面白いモルトなんじゃないかと感じます。ただ、ドロナックにありがちなドロドロのシェリーみたいな感じは全くなく、蒸留所元詰めのドロナックが好きな人には受け入れづらい、というか、ドロナックと認識されるかどうかも微妙なラインです。干しブドウは、個人的にいい表現ではなく、若干「枯れた」モルトの出す、ネガティブなイメージで、実際このボトルの香りとして感じた時は微妙でしたが、飲んでみるとさほど気にならない感じでした(干しブドウの印象が個人的に最も強いのはSingle Malts of Scotlandのグレンアラヒーで、表題のドロナックを勧めてきた神田のバーでも全然出なかったらしく、相当の量を飲んだ記憶があります)。美味いかどうか、人に勧められるかどうかという点では結構?も多いので、点数は低めです。
さらに脱線すると、ブラドノックフォーラムのウイスキーはこの干しブドウ感が強いアイテムが多くて、当時は結構げんなりした記憶があります(ティーニニックなどの一部アイテムを除く)。OMCでなく、もっとハイプルーフだったらより厳しかった気もするので、これはこれでよかったのかと思います。
いい飲み方が見つかった時にはまた更新することになると思います。