作成日:2019/9/15
メーカ:トマーチン蒸留所(宝酒造)
地域:イギリス、スコットランド、ハイランド、トマーチン蒸留所
ステータス:終売(旧瓶)
容量:750ml
価格:3500円弱
タイプ:シングルモルト
年数:12年
度数:43度
点数:82点
テイスティング的コメント:香りは、黒鉛、パイン、砂糖。アルコールの硬さを感じる。口にすると、麦、シリアル、ザラメ。思いのほかジューシー。余韻は弱い。加水すると逆にアルコール感を強く感じ、飲みにくくなるかも。
飲んだ場所:自宅
買ったのはそんなに前ではない(2,3年くらい前)ですが、一応、旧瓶(2つ前?)のトマーチンです。ここの蒸留所のカタカナ表記は「トマーチン」だったり、「トマーティン」だったりしますが、「トマーチン」で行かせていただこうかと思います。個人的にはベンネヴィスと並ぶ、紛らわしいボトル(蒸留所名のブレンデッドを)出しているブランドという印象が強いです。特に思い入れのある蒸留所というわけでもありませんが、ウイスキーを飲み始めて数年たったころに76トマーチンブームが来て、皆さん買われていたのをよく覚えています。あの頃はまだ値上がりしてなかったので、情報さえ集めていれば意外と安く買えたんですよね。でも、どういうわけか全然買いませんでした。1977年蒸留のボトルが一本だけあります。あまりヴィンテージの話はしたくないんですけどね。1993のボウモアとかラフロイグとか、60年代のロングモーン、ボウモアとか、1972年のモルト全般とか… まあ、1980年代のボウモアを敬遠したくなるのはよく分かるんですが。で、これだけ言った後に書きますが、トマーチンはダンカンテイラーのRare Auldシリーズの1965年蒸留のものが美味しかった記憶があります。ところで、Rare Auldのことを「ピアレス」っていう人が結構いるんですけど、あれはどこから始まったものなんでしょうかね。確かにダンカンテイラーにはPeerless Collectionってのはあるんですが、値段も大体10万円を超えるようなものがほとんどですし、そういうのはそもそも、ボトルにPeerlessって書いてあるんですよね。突っ込むと面倒くさいやつと思われるので普段あまり言いませんが…
トマーチン蒸留所はあまり特徴のないハイランドモルトという印象で、まさにこれもその印象そのまま。ただ、価格帯のわりにストレートで飲んだ方がいいという印象だったのは意外。普通はロックとかで飲まれることが多そうなのですが。