作成日:2018/12/05
最近、終売になったこととは関係なしに富士山麓です。これはもともとネット限定販売されていたのが、売れなくて、終売に合わせて少し前に解禁したのか、それとも単に「これ普通に売った方がいいんじゃね」になったのかは分かりませんが、これはネット販売で買ったもので、多分1年半くらい前のものだったと思います。社員旅行用に開けたのですが、社員旅行の段取りの方に色々問題があって、ほとんど自分で飲んだという代物。割とやけ酒気味だったので、あんまり味も覚えてなかったため、なくなる前に改めて飲んでみました。
富士山麓はどうしてそうなったのかはよく分かりませんが、モルトウイスキーの樽詰め度数が50.5度だったか50度というかなり変わった蒸留所で、そのせいもあってか、基本的に50度以上のものはなく、これも、グレーンと混ぜているので、それなりの度数になっているはず、という代物。巷で話題になっている方も同じ50度で、あちらはどちらかというとバニリック、華やかな部類に入るはずですが、こちらは樽感が前面に出ている珍しいタイプ。オンライン限定(と思ってたら、最近はカクヤス等でも売っている)のシングルモルト・グレーンも樽感はないのでかなり珍しい味わいのものだと思われます。値段等からすると、いわゆるリッチな味わいを目指しているようにも思えるのですが、個人的には「帯に短したすきに長し」という印象です。
富士山麓といえば、かつては年数なしと18年(43度)の2枚看板でやっていたのが懐かしいですね。当時はまだウイスキーライブ(途中からバーショウになった)でも18年が無料試飲出来ておりました。このイベントに行くと、最初にこの18年を試飲してからイベントを始めるのが習慣になっていて、その理由は18年が、体調によらず私の口に合わなかった(ほぼ同じ味に感じた)という、ばれたら怒られること間違いなさそうなものでありました。ただ、この手の試飲会で飲めるものには結構微妙なものが多くて、舌がちゃんとしているか確かめるには本当に良かったんですけどね。
若干ディスってしまいましたが、Blender’s Choice シングルモルトウイスキーと、終売になった50度は本当にお手軽で良いウイスキーでした。会社で安くてうまいジャパニーズと言われた際には50度を薦めてました。今回終売になったラベルの前のが好きで、切り替わった時に両方買っていたんですが…Blender’s Choice シングルモルトウイスキーと合わせてどこかで開けるんでしょうね。