お世話になっているお店と、過去に存在したお店の紹介などをする予定です。実店舗メインですが、ネット店舗のまとめサイト的なものも作るかも。
(2019/9/26追記) 自分で購入実績のあるお店を思いつく限り上げました。富山のあの店や九州のあの店やブラックなあの店がないのはあくまで購入実績がないからです。増えれば追記しますが、国内はあまり増えないような気がします。一時期は色々な地方の酒屋さんがオンラインショップを開設していて、割と掘り出し物が買えたのですが、さすがに今はそんなことはありません。一時期、有名なオンラインショップの過去のデータを取り込んだ詐欺ページを多く見かけましたが、最近は少なくとも検索では引っかかりませんね。
(2021/5/3) 新規に購入実績のあったBartender's General Storeをリストに追加しました。(忘れてました)
下の備考ですが、リカーズハセガワの記述がえらい少ないのは元々ページがあるからです。
最近は皆さん割と当たり前に購入されていると思うので、今更感有るコンテンツですが、需要があるような気がするのでまとめておきます。ここでいう海外での購入は、
海外旅行時の購入
海外のサイトからの購入
かつ、ボトルでの購入を想定しています(多くても20本とかその程度、樽での購入とかそういうのは知りません)。どうやって購入するかもそうですが、金額や、そもそも購入できるかなどについてを書いておこうと思います。また、両方の場合においての購入時の注意も上げさせていただこうかと思います。
※内容は基本的に正しいですが、法律の観点からはあくまで「アドバイス」になります。また、以下の情報は2019年11月時点での情報をもとにしていますので、その後の変更等への対応はできていないものとしてお読みください。
海外旅行時の購入は、大きく分けると、現地の酒屋などでの購入と、空港の免税店での購入になるかと思います。気になり、かつ、よく分からないのは税金の話になるかと思いますので、主にその点について言及します。
現地で購入し、かつ現地で消費した場合:免税とかないです。
現地で購入し、かつ持って帰ってきた場合:購入現地での免税を受けられる場合があります。また、帰国時の税関で一定範囲で免税を受けることができます。
現地で購入し、別便で発送した場合:帰国時の申告と合わせて免税ないし課税を受ける必要があります。
持って帰ってきた場合(と別便の合計)は現地での税金と、帰国時の関税を考慮する必要があります。
まず、必ず考慮しなくてはならない、帰国時の関税ですが、海外旅行時の免税範囲は、760ml x 3本になります。2人で旅行して帰ってきた場合は合計で760ml x 6。正直760mlの意味は不明です。日本酒の4合瓶は720ml、ワインは750ml、ウイスキーも700mlか750mlが主流ですし。容量が規定内の3本以外が課税されます。このロジックですと、200mlのウイスキーのミニボトル4本の場合は200ml課税が課税されることになります(試したことはないです)。リッター瓶3本は実は課税対象です。でも申告書はそういう風に読めません(本数しか書いてないので)。
ただし、超過した分は単純に容量に対して課税されるので、ミニボトルを大量に購入すると死にます(面倒くさくて)。ちなみに、変わっていなければ空港の税関での支払いは現金(旅行先通貨も使用可能)なので、帰国の際の現金にはご注意ください(私は手持ちの現金(2000円ぽっち)がなくて、一度税関の外のATMに係員に連れられて出て、お金卸して払わされました。何をしているかばれるわけもないですが超恥ずかしいです)。
次に、旅行先の現地での購入ですが、購入即発送の場合は、海外サイトからの購入と同じくそもそも現地の税金が課税されないことが期待されます。ただし、完全に店の対応に依存します。そうでない場合は、国ごとのルールに従う必要があります。スコットランド(イギリス)の場合は、購入金額がある程度(基準がよく分かりませんが、感覚的には10000円くらい)であれば、通常は店の方からTax RefundのDocumentがいるかと聞かれます。Yesというとレシートプラス簡易封筒を手渡されます。封筒の方に記入事項(住所とかクレジットカード番号とか)を記入して、封をして空港のTax Refundコーナー(荷物検査のある窓口の場合もあるし、単に封筒をポストに入れるだけのものもある)で提出という流れになります。ポストだけの場合、ポストは出国後にあるかと思います。ちなみに、空港職員にはVAT(付加価値税)と言っても通じません(多分)。ちなみに、イギリスの場合VATは約20%だったはずですが、戻ってくるのはそこから事務手数料を引いた後の額で、大体10%です。免税店の場合はこれらの手続きは必要ありません(免税店なので)。ただし、免税店購入品の場合は、パッケージ(封止)の仕方が貿易管理上重要らしく、適当にパッケージされたものだと、トランジットの際にゲートではじかれます。個人的な経験を書くと、イスラエルの免税店で購入したウイスキーを持ち帰る途中、スイスでのトランジットの荷物検査でNGになりました。係員と話した結果、一度スイスに入国して、段ボールに詰めなおしてもらって、飛行機に入れなおして出国という超めんどくさい流れになりました(これで1時間消費しました)。ちなみに同じパッケージでフランスでトランジットした際もやはり「なんだこれ」って感じの対応だったのですが、その時は通してもらえました。ただし、かなり乱暴にチェックされるので箱が壊れるくらいの覚悟は必要かと(スコットランドから帰国するときのフランスのトランジットで税関のおばちゃんに普通に箱を壊れされました)。
こちらは基本的にはWebサイト経由での購入になるかと思います。気になるのは税金・送料とそもそもどうやって買うの?という話になるかと思いますのでこれらの説明をいたします。
やることは基本的に国内のネットショップと変わりません。Webサイトに行って、好きなものを好きなだけカートに入れて、会計。購入時に入力する情報も基本的には国内の場合と変わりません。買いたいものをカートに入れたあと、カートのページに移ると画像のようになります(これはWhisky Shop Dufftownの場合)。Whiskyexchangeだと「Continue to secure checkout」とか出てお会計に突入してしまいそうな雰囲気が漂っていますが、実際には会計に進む前に図のような画面になりますのでご安心ください。
大抵のサイトの場合はここで数量の変更(図だとQuantity)と削除(Remove)があります。まあ、これもAmazon.co.jpなんかと大体同じだと思います。VAT(付加価値税)のところは0になっています。これは私がすでに会員情報を入力していて、国外への発送だと分かっているからです。ただし、サイトによってはVATを課されることもありますので、その点はよく確認してください。ちなみに、Whisky Exchangeの場合は通貨を選択出来て、GBP(ポンド)かUSD(ドル)になりますが、USDの場合はVAT引いた後の値段、GPBの場合は会計でVATが引かれる、という方式になりますので、ご注意ください。無論、為替を考慮して有利な通貨を選んだ方がいいです。
その後のクレジットカード番号、発送先を入れるところも日本で買う場合と同じです。ただ、AddressはShipping(届け先)とBilling(請求先)の両方を入れることがほとんどです。
また、何度も購入する(ことが想定される)場合は会員登録しておいた方が楽です(2回目以降の入力の手間が省ける)。
最後に、電話番号ですが、日本の場合は+81に(自分の電話番号から先頭の0を除いたもの)になります。まあ、ほとんどの方は知っているかと思いますが。
図 Whisky Shop Dufftownで実際にカートに入れてみたところ。どちらも飲んだことのない新製品なので買いたいところですが、今回は買いません。
送料は基本的には発送先と本数に依存します(実際には重量に依存と書いてあることもある)。物品だけで価格が安いとRoyal Mailとかいう郵送扱いのようなものになり、10ポンドもかかりません。大体は1本の時の値段 ⁺ 1本を超えた数量 x 十数£(ここはボリュームディスカウントあり)という感じで、図の例で日本向けだと34£です。ここは必ず説明があるはずなので探してみてください。ちなみに、発送対応できない場合はそもそもここで日本が出てこないかと思いますが、一部の店では別途対応みたいになっていますので、これも調べてみていただければと思います(多分メールでのやり取りが発生するので多少ハードルが高くなるかと思います)。
ちなみにボトル1本あたりの送料が10ポンドを切るには、店に寄りますが大抵は8本くらいは購入しないといけないです。図の例で本数を1本に減らした時の送料は28£で、ものすごい値段になります。
ここでの税金は日本に入っているときにかかる税金(主に酒税、消費税)を指します。しかし、とは言っておきながら、この時点では分かりません。なぜなら、金額は、発送時に添付されるInvoiceの内容と、購入金額によって決まるからです。Invoiceの内容は業者によって異なりますし、消費税の免除対象になるかどうかも割とまちまちな印象です(日本円ベースでは金額が明確ですが、為替レートいくらで判定などは特に書かれないので分からない)。ちなみに、免除対象になっている場合は特に通知はありません。また、送られてくるInvoiceの内容はこちらからコントロールできないことがほとんどなので、ローカルの配達業者によっては(というか郵便局の場合は)異議申し立てについての書類を添付してくれます。DHL, Fedexの場合はついてきたことはありません。DHL, Fedexは消費税・関税が免除されるような金額であっても税金を勝手に納入し、税金より高い手数料を普通に取ってきますのでご注意ください(ここもコントロールできませんが)。
また、税金は荷物の到着時に払いますが、いくらなのかはその時まで分かりません(いや、配送業者に問い合わせれば分かるに決まっていますが、通知されたことはありません)。なので、誰かに受け取りをお願いする場合にはご注意ください。
(追記)納税額が大きい場合は事前に電話が来ます(配送業者も空振りしたくないので)。ちなみに、変な話ですが、納税額が高い方が配送業者の納税手数料の割合が減るので、相対的にはお得になりますが、納税手数料はDHLで1100円とかそんな感じなので、あんまり気にしない方がいいです。一時期は日本郵便 or Fedexで、Fedexは500円の納税で1500円の手数料とかとってくるので、本当に最悪でした。多分、今どこもFedex使わないのはそういう理由だと思います。仕事上の配送でも普通にLostとかしますしねFedex。佐川とFedexはマジでやめてほしい。脱線しますが、佐川の配達は、本当にひどくて、基本的に時刻指定を守りません。DHLの配送でもLocalは佐川だったりするのでご注意ください。
佐川は商品の取り扱いもひどいとよく言われますが、これもたぶん事実です。昔、軽井沢蒸留所でウイスキーを購入した際に、宅配便で送ってもらったのですが、業者を聞いたら佐川で、「あいつらはほんとにひどいから、緩衝材をばっちりやってくれ」と言ったら、斬新なことに、外箱の段ボールをさらにエアキャップ(緩衝材)で包んで送ってくれたのですが、届いた荷物はへこんでいて、中のウイスキーの外箱もへこんでいたという(まあ、蒸留所の包装の仕方も今になって思えばあれですが)。
また、税金の内訳は個人輸入の場合は基本的に消費税です。計算が合わない!と思うかもしれませんが、たぶんこれでつじつまが合います。
海外購入の魅力は多分以下のようなところになるかと思います。
日本に入ってこないボトルを購入できる
日本の正規業者の販売よりも早く入手できることがある
為替レートによって日本で買うよりも得(バーゲンしている場合もある)
一方、注意点もなくはないです。例えば、
納期が読めない
明日買おうとか思ってたらいきなりポンドが上がった
ポンドが下がったから買ったのにクレジットカードの決済レートが意味不明
破損
あたりでしょうか。ちなみに破損は経験ないですが、皆さん結構厳重に送ってくるので過去には結構あったのではないかと思います。破損ではないですが、ラフロイグ蒸留所から送られてくる場合は外の筒の蓋がベコベコになっていることが多いです。納期は基本2週間は考えた方が良いです。Whisky Exchangeは1週間くらいで来ます。Royal Mile Whiskyは3週近くかかった記憶があります。ラフロイグは基本は1か月以上かかると思ってください(たまーに早いこともあるが、奇跡に近い)。Whisky Shop Dufftownは発注後数時間(早い場合は1時間)で集荷待ちまで行きますが、ここでは毎年そこそこ購入しているので気を使ってくれているような気がしてなりません。(ちなみにこの店向けのボトリングのサンプルくれと言ったら普通に同梱してくれました)。
あ、大事なことが抜けてました。日本に入って来るのであればそれを買うに越したことはないです(急激な為替レートの変動で円高ポンド安になったときやショップの特売を除く)。なぜなら、そっちの方が面倒がなくて、しかも安いからです。
Whisky Exchangeはドル決済も可能なので、ドル-円のレートにも注視してください。
あと、ラフロイグ蒸留所の決済は数年前からユーロになってますので、この点もご注意ください。