作成日:2019/12/14
ラガヴーリンには珍しい円筒型のBox(まあ、シリーズで合わせる都合上そうなるに決まってますが)
メーカ:ディアジオ
地域:イギリス、スコットランド、アイラ島、ラガヴーリン蒸留所
ステータス:(限定品のため明記せず)
容量:700ml
価格:10000円(送料、税金含む)
タイプ:シングルモルト
年数:9年
度数:46度
点数:86点
テイスティング的コメント:香りは黒糖、レモン、ラガヴーリン16年と同じような樽のニュアンス。シガーが合いそう(シガーすったことないけど)。口にすると、まずソルティ。続けてピートのアタック。典型的なアイラモルト。砂糖菓子、グレープフルーツのわた。余韻は平均的だが長い。オフィシャルだと「リッチ」とか書かれそう。少しだけアーシー。全体的な印象として、各所でモルトの主張を感じるのになぜかブレンデッド感がぬぐえない。
飲んだ場所:自宅
これじゃなくて他のラガヴーリンで良くない?的なことまでかかれているこのアイテム。同サイトでは点数も82点とオフィシャルのラガヴーリンとしては結構驚く低スコア。たしかに、色々書かれている通り、なんていうか、平凡で、「これを買わないと」という特徴がありません。また、モルト好きとしてはがっかりするくらいにブレンデッド感が強いです。
筆者は見ていませんが、海外で絶大な人気を誇り、日本でも途中のシリーズから追いかけて放送されて、(たしか)最終シリーズは全世界同時放映、みたいな感じだったと思います。それに便乗したシリーズをディアジオからリリースしていて、クライヌリッシュ、ロイヤルロッホナガー、ダルウィニー、カーデュ、ラガヴーリン、タリスカー、シングルトン(EU向けということでグレンダラン)、オーバンのラインナップでリリースされました(後からモートラックが追加。ジョニーウォーカーも何種類か出ていたと思いますが、ここでは割愛)。基本的に既存のItemのラベル違い品、と思われるラインナップなのですが、ラガヴーリンとタリスカーだけは普段見ないItemということで明らかに新規製品。そして、長期に流通在庫が存在している2アイテムでもあります(一番に売り切れたのは多分ブラックボトルデザインのオーバン)。Royal Mile Whiskiesとかであれば割と普通の値段で買えたので、まとめ買いアイテムとして買ってみました。
スコア的にも平凡で、わざわざ買わないだろうな、とWhisky Funの記事も納得はできます。82点はがっかりも含まれているとは思いますが。
ただ、悪いところはそんなになくて、スコアが低くならなかった、という感じです。ハイボールもまあまあ飲める味です(コストパフォーマンス的には残念な感じではありますが…)。
何より定番品の16年より値段が高いこともあって、(日本で買うと割と安い武川でも10980円(2019年12月14日現在))、あまり手を出す方もいないと思います。だいぶ前にリリースされたときはSNSで「入荷しました!」みたいな投稿も見かけましたが、今更買うのは中々…ファンだったら全種セットを買うような気がしますし。まあ、ファンは開けないはずだと考えれば、確かに味はどうでもいいんだろうなぁ、という気もしてきました。
長所も短所も少なくて、中々書きどころがないのですが、唯一言えることは飲んでいるとだんだんローガン(ラガヴーリンがキーモルトと言われている)が飲みたくなってくる、ということですね。これにつきます。