作成日:2018/10/22
グレンファークラスお約束の箱に入っています。上蓋が斜めにカットされていて、後ろに蝶番が付いていて開くようになっている。両サイドに磁石が付いていて、弱くくっつく。箱を上からつまんで持ち上げようとすると必ず外れてかなりうざい。
メーカ:グレンファークラス蒸留所(蒸留所元詰め)
地域:イギリス、スコットランド、スペイサイド
ステータス:(定番品ではないので明記せず)
容量:700ml
価格:166£(多分23000円くらい。税金、送料等は除く)
タイプ:シングルモルト、シングルカスク
年数:22年
度数:53.8度
点数:90点
テイスティング的なコメント:開栓直後は若干のえぐみを感じるも、すぐにそれは無くなる。欠点らしい欠点が感じられず、何度でも飲める。(値段は置いておいて)バーボン系の普段飲みの一つの到達点がラフロイグ21年であるならば、これはそのシェリー版。色は濃いが、それほどの濃さ、甘さは強く感じない。
飲んだ場所:自宅、その他
味としては文句のつけようもないので、とりあえず箱をディスってみました。でも90点じゃん、と言われるとなかなか難しいところ。
普段、私と話している人は何回も聞かされていると思うのですが、ウイスキーにはいわゆる「ごちそう」(美味いけど、そんなに続けて飲めない)と、何杯でも行けてしまう「普段飲み」のベクトルが味云々とは別のところにあって、これは、「ごちそうであってごちそうではない」という、私にとって特殊な位置づけのアイテムになります。上で引き合いに出したラフロイグ21年もそうなのですが、これらは(値段を考えなければ)何杯でも飲めるし飲みたいと思える、稀有なお酒だと思います。
グレンファークラスの話なのにラフロイグの話になって恐縮ですが、ラフロイグ蒸留所に行って、スタッフの方に横の写真を見せて自慢したとき、スタッフの方に「どれが一番好きか」と聞かれて私は21年即答でしたが、スタッフの方も21年を押してました。世間一般のテイスティングの点数で、21年>32年となるのは非常に稀だと思いますが、私はここに真理があると信じています。
普段、それほどグレンファークラスは飲みませんが、105や、最近出た21年のカスクストレングスは非常においしいし、毎日でも飲める気がしています。
ただ、こういう美味しいモルトはあんまり記憶に残らないんですよねぇ。不思議とつらい記憶の方が残っています。(ブラインドで当てられるのもどちらかというと嫌いなものの方が多い)
まだ在庫があるので、追記する形でコメントしたいと思います。ちなみにWhiskyfun.comでも90点が付いていて、ここのコメントを読むと、ああ、そんな感じだったかなと感じたので、追記が待てない方はこちらもお読みください。ここにはPencil Shavingsという表現が出てきてますね。鉛筆好きなのか?って感じがしてきますね。読む方にとってはこういう情報(筆者の嗜好)も大事な判断材料になると思いますので、これもそのうちにまとめてみようと思います。