作成日:2022/2/14
メーカ:The Whisky Exchange
地域:イギリス、スコットランド、オークニー諸島、ハイランドパーク蒸留所
ステータス:(限定品のため明記なし)
容量:700ml
価格:70£弱(送料、税金除く)
タイプ:シングルモルト、カスクストレングス
年数:16年
度数:53.2度
点数:85点
テイスティング的コメント:香りはまず焦げ臭さが鼻につく(加水すると強まる)。アルコール感の後にエステル、パイン、手で温めるとフルーツ出てくる。口にすると、ソルト、ペッパー、リンゴ、カカオ、2口目からコクを感じる。バニラ、ハチミツ、スモーキー。余韻は若干のチョコが残る。
飲んだ場所:自宅
ロンドンのウイスキーショップで、このボトルのリリースの数か月前にペルノリカールによる買収が発表された、世界最大手(?)のウイスキーオンラインストアのThe Whisky Exchangeが毎年リリースしているこのボトル。例年ブラックフライデーの少し前からリリースされていて、ブラックフライデーのボトルと合わせて購入する人も(あるいは買えなくてこちらだけ購入、はいないか)いるかと思います。この手のボトルは蒸留所名が非開示になっていることが多いのですが、これも伏せてあって、Highland Single Maltとありますが、実際にはハイランドパーク。Whisky Exchangeの場合は、購入するとInvoice(請求書)に蒸留所名が明記されていることが多く、これも記載があります。ただ、オンラインショップでもハイランドパークのページに移動するとこのボトルが表示されるので、あまり隠す気はない模様。
ちなみに、グレンファークラス、リンクウッド、スペイサイドモルトのブレンデッドときてのハイランドパーク。このシリーズは複数樽のバッティングなので、結構な本数あって、これも2200本リリースされているようです。大体春先くらいまでは在庫があるイメージで、これも、まだ在庫ありますね。
テイスティングのコメントにも書きましたが、香りが気になりました。開栓直後(2022年1月上旬)はそうでもなかった記憶があるのですが、テイスティング時(2022年1月30日)にはかなり気になるようになっていました。最近は時間とともに飲みにくくなるウイスキーには余り出会わなかったのですが、たまにはこういうこともあります。
オンラインのレビューサイトでは、「ブラックフライデーよりこっちがおすすめ」みたいなコメントもありましたが、時間の経過があまり考慮されてないはず(発売直後のタイミングのレビューだった)ので、意外とお薦めではないような気がしています。一方、オンラインのレビューではブラックフライデーは評価が低く、開栓を躊躇うところもあるのですが、以前紹介したグレンバーギのように、注いだあと、かなりの長時間置くことで美味しくなるものもあるので、早めに試しておいた方が良いのかもしれません。しかし、開栓から比較的短期間で印象が変わってしまうタイプのウイスキーはレビューもあてにならないのだなぁと改めて思いました。
ただ、同じシリーズのグレンファークラスもこれと同じような焦げ感があったので、そういうシリーズという位置づけなのかもしれません。わざわざバッティングしているわけですしね。