作成日:2019/5/1
基本的にパッケージは2014年に最初にこのシリーズが出たころと変わらない。ただし、xxx/yyyのようなシリアルナンバーを表すタグ等の添付はない
国産ウイスキー市場においても、ニッカ、サントリーから長熟のスタンダード品が消え始めたころ、当時何故か18年かノーエイジしかリリースしていなかったキリンから、Blender's Choiceと銘打ったシングルモルトとシングルグレーンがリリースされました。オンラインショップで500本限定でもなかなか売れず、でもモルトの方は非常においしく、値段もお手ごろで個人的にはかなり気に入っていました。毎年、細々とリリースを続けていましたが、消えてしまいました(というか富士山麓自体がシグネチャーのみになってしまいました)。
そんな中、実は酒屋のカクヤスに行くと、このボトルが(多分)まだ売られています。まあ、500mlで5000円なので、シグネチャーよりも高いのですが。味は上に書いた通りですが、残念なことに2014年、2015年で強く感じた爽快な青りんご感は消えています。他の富士山麓同様、全体的にバーボンのテイストが増している感は否めないですが、今買えるものの中では一番良いとも思います。2014年、2015年はまだ持っているので、開栓した際にはレビューしてみたいと思います。
何の脈絡もなくこのレビューが出てきましたが、実はだいぶ前知り合いに「手ごろな値段で良いのはどれ?」という質問に対し「富士山麓のBlender's Choiceかなぁ」と答えてからだいぶ後に、「近くのカクヤスで売ってたから買ったよ」と言われまして。「え?もしかして昔とずいぶん違うんじゃないかなー」とか思いつつ何もしなかったんですが、最近終売の富士山麓を飲んだら昔の姿は見る影もないほどにバーボンになっちゃってたので、「あ、これは本格的にやばいかも」と思って、自分でも買ってみた次第です。
まあ、そういった意味では不味くはなかったという結論なのですが、2014年、2015年のリリースほどの感動(主に青りんご的な)がなかったこともまた事実です。でも、これで改めて2014年飲んでみて青りんごなかったらどうしたものか…