最終更新日:2019/1/27
Farrierとは装蹄師(馬の蹄鉄をうったりする人)の意味、らしいです。入り口は全面ガラス張りでオープンな感じ。この辺は前のサンデイマクドナルドに近い雰囲気がある。
マスターの川邊さんは、モルトマニアどもの東京の聖地「キャンベルタウンロッホ」の開店時のメンバーで、その後、2号店の「クロンダイク・ハイボール(新橋)」、3号店の「サンデイマクドナルド(神田)」の店長と都合17年間キャンベルタウンロッホで働いていた人で、ご存知の方も多いかと思います。ちなみに都合17年と書きましたが、その間、キャンベルタウンロッホのカウンターにも立ち続けていたので、本当に17年間働いておられました。
そのキャリアを生かしたのかどうかは定かではありませんが、ご自分で始めた店もモルトがメインのバー。いまだに色々な仕入れ業者と仲が良く、珍しいアイテムも入れているかもしれません。早い時間に行くとエイコーンとかスコッチモルト販売とかの営業と出くわします。まあそこで「どうも、お久しぶりです」となる筆者もどうかとは思いますが、SMWSのボトルがあったり、Whisky hoopのボトルがあったりもして、現行のボトルがメインではありますが、色々と楽しめます。
良くも悪くも川邊さんがいたころのサンデイマクドナルドの雰囲気です。ただし、神田ほど客層がやかましくないことと、店のスペースが広いことからゆったり飲めます。あまり高い酒を出すのが好きではないようで、今も基本的にはボトル単価で2万円超えるものは出していないと思います。そのポリシーは写真の2周年のボトルラインナップにも表れているかと思います。
ジョニーウォーカーの赤からカリラ10年(2018アイラフェス)までがラインナップ。カリラから数えて左3番目はいわゆる「前田のボウモア」。
ちなみにいまだにシャツは赤いです。ネクタイのピンバッジは外してコルクボードに飾られています。(サンデイマクドナルド時代はあれらのピンバッジをすべてネクタイにつけて仕事してました)
フードも基本的には乾きものしかやってない、はずです。カクテルはFARRIERになってから作っているのを見たことがありませんが、材料があれば、やってはくれる、と思います。
先日の2周年の時のボトル。無難な、しかし、(店からすると)気軽にはやりづらいラインナップ。(最低でも)2本が貰い物というあたりに川邊さんの人徳が感じられる(ラフロイグ15年は筆者がサンデイマクドナルドを退社した際に贈ったもの。)。
まあ、正直「池尻大橋」ってどこだよ!って思うと思います。この駅名も、池尻と大橋がくっついた地名ですし。
東急田園都市線で渋谷から各駅停車で一駅。混雑時は、渋谷で乗ったら、反対側のドアまでダッシュ(池尻大橋では反対側のドアが開くので、あらかじめ移動しておかないと多分出られない)。改札を出て南口に行き、出たらまっすぐ5分くらいで左手に見えてきます。途中、飲食店は「ししくら」位なので、そこで食べるか事前にどこかで食べるかした方がいいでしょう(私はほとんどの場合食べないで行くんですが)。
何気にそんなに遠くないんですが、なぜか遠く感じます。
川邊さんに聞くのが間違いないかと思います。キャンベル時代は地方のオールドボトル漁りもやってたようなので、かなりのワザマエです。上の写真のカティーサーク(特級)も少し前に四国で買ったらしいです。それより前に近くまで行ったのに私は見つけることもできませんでした…
ここにサンデイ時代のことを書いても仕方がないので、これからも訪問の際に更新していこうと思います。