作成日:2018/10/23
メーカ:ニッカウヰスキー
地域:日本
ステータス:終売
容量:760ml
価格:5000円(!)
タイプ:ブレンデッド
年数:17年
度数:43度
点数:87点
テイスティング的なコメント:いわゆる現行と異なり、ピートの強さが前面に出ていて、鶴、というより余市というのが第一印象。そのあとはブレンデッドらしく落ち着いた印象。
飲んだ場所:バー
昔、下北沢の酒屋で、叩き売られていたのを購入したうちの一つ(他に以前紹介したグレンエルギンを購入しました)。休みに下北沢に行くと、別の用事で立ち寄りますが、さすがにこの時のように激安ボトルには出会えない。
実は、その時叩き売られていたものに、ニッカの北海道12年もあったのですが、手持ちがなくて買えませんでした(正確にはグレンエルギンとこれも買うお金がなく、嫁に借金しました)。安いモルトは借金してでも買え、と今になると思いますが、後悔先に立たず。
まあ、だいぶ変わったボトルで、いわゆる特級ほど古くもないのですが、おそらく90年代の瓶詰め。よく分からないのは容量で、日本のウイスキーは大抵700mlか720ml(≒4合瓶)、750mlなのですが、これは中途半端な760ml。容器作ってみて詰めたら760mlだったからそうしておけ、みたいな感じなんですかね。余市蒸留所に行ったときに、工場の人に「最近こんなものを買ったんですが」という話をしても760mlは見たことがない、ということだったので、何か由来があったのでしょう。
状態的には特に問題はなかったのですが、1杯しか飲んでいません。実はこれまた以前に紹介した人形の館でマッカラン50年(1999年リリースの4樽バッテッド)をタダで飲ませてもらったのですが、そのお礼に持っていき、その時に1杯だけもらい、そのまま飲むこともなく閉店してしまっていたという。誰かが供養してくれていればいいのですが。最近、そのマッカランの写真を必死に探しているのですが、どうも昔使ってた(そして初期化してしまった)iPadに入っていたのでは、という疑惑が…
かつてはニッカの高級ブレンデッドの定番品としてラインナップされていた鶴17年。通常品はガラスボトル、ギフト用(?)が陶器ボトルでしたが、今は、蒸留所で購入ができるのみ。それも月に何本と決まっているようで、月の後半に行くと手に入らない模様(2017年の5月に宮城峡で聞いた時はそんな感じでした)。蒸留所の無料見学コースで出していたことを考えると、ウイスキーの原酒が不足している(あるいは安売りしなくてよくなった)ということなんでしょうね。