作成日:2021/3/14
カスクサンプル、と言ってもシリーズ名らしい(よく分かってない)。なので、他にも何種類かあった模様
メーカ:Signatory
地域:イギリス、スコットランド、ローランド、ローズバンク蒸留所
ステータス:(限定品のため明記せず)
容量:500ml
価格:8000円くらい
タイプ:シングルモルト、シングルカスク
年数:11年
度数:58.1度
点数:88点
テイスティング的なコメント:香りは青りんご、キャンディ、パイナップル、アルコール。華やかさも感じる。口にすると、キャンディ、マンゴー、パワフルなアルコール、少しソルティ&ウッディ。後からワクシー、リンゴ、若々しく、しゃっきりしている。加水でフルーツ感強まる。バルベニーほどではないレザー。さらに加水でナッツとレザー、レモングラス。余韻はドライかつ温かい。後からナッティ。
飲んだ場所:バー、自宅
ローランド第2弾がまたしてもローズバンク。ちなみに多分第3弾もローズバンクになります(1件書いてなかったことをこれを書いていて思い出した)。私がウイスキーを購入し始めた頃は、閉鎖系蒸留所の人気が高まってきてまして、特に、ポートエレン、ブローラとこのローズバンクが人気高かったと記憶しています(だからこそ「復活」という話があるのだと思いますが)。他にもキャパドニック、インペリアル、リトルミル等々、閉鎖系はたくさんあったわけですが、日本のモルトマニアの間ではとりあえずこの3種類が人気だったと思います(それなりに色々とボトルがリリースされていたからだと思いますが)。ただ、そのころに流通していたのはほとんどが、1993年蒸留のアイテムで、その少し前のボトルを購入できたのはラッキーだったと思います。
ローズバンク好きは、大抵はバーボン樽、短熟、ハイプルーフの青リンゴ系(花と動物の12年、ゼニスの15年とか)が好きか、長熟のどっしりシェリー(蒸留所元詰めの25年のカスクストレングス)が好きかのどちらかだと個人的には感じていますが、こちらは前者に属します。私はこのタイプが好きなので、かなり好きな味でした。手持ちにないので、レビューをする気はありませんが、花と動物の12年の個人的な評価は83~84点なので、結構いい線行っているローズバンクだと思います。
ローランド第一弾の時にも書きましたが、ローズバンクは個性があまりないのが特徴だと思います。ここにほのかな果実香が入って来て、スペイサイドにはあまりないはかない華やかさがあるのではないかと。このサンプルはきっちりこの路線に載っています。11年と短熟なので、正直単調な味わいかと思っていましたが、味の変化も十分に楽しめるボトルでした。
なんでこんなものを最近開けているのかというと、「ローズバンク持ち寄り会」という、ありがたいのかありがたくないのかよく分からないイベントがあって、それに参加するために開ける必要があったのでした。これを含めて全部で12のローズバンクを試すという中々できない体験でしたが、その中でも個人的には1番でした(実際の投票では3位にも入りませんでしたが…)。ちなみに、このイベントの際にも花と動物の12年はあったのですが、その時には86点とつけてました。個人の採点なので、あいまいですね。
ちなみに第3弾は持ち寄り会にはエントリーしませんでしたが、多分、これを参戦させていたらローズバンク会1番だったのではないかと個人的には思います。乞うご期待。