作成日:2020/6/3
ブラックだけど紫。スペイサイドはあんまり紫っぽい印象を持たない。どっちかというとインチガワー的な。
先月(2020年5月)発行のウイスキーガロアのThe Tastingにも掲載されていたジョニーウォーカーのスペイサイドオリジン。点数だけおぼろげに覚えてはいましたが、何も考えずにテイスティングしてみました。コロナの影響もあって、近所の酒屋で売っていたので購入したというのもあります。スペイサイドを推すならレッドラベルじゃない?とか思いましたが、値段とか高級感とか考えると黒になるのでしょうか。記憶にある限り、グリーンラベル、アイランドグリーンに続くブレンデッドモルト。ただ、外箱を見る限りはカーデュとグランダランのみの記載で、これらがキーモルトの模様。
グリーン、アイランドグリーンに比べるとモルト感は低いものの、グレーン感はなく、間違いなくブレンデッドモルト。ただし、口当たりのニュアンスこそスペイサイドの感じはあるものの、端々にはハイランドの特徴が感じられ、だからこそ度数を上げられなかったのではないかとも思えます。
ただ、ハイボール、ロックで飲む際には上記に挙げたような印象はあまりなく、どこが、というと難しいもののジョニーウォーカーってこんな感じ、と思える味になるので、これまた不思議。
わざわざブレンデッドモルトにしたところにマーケティング的な苦悩を感じないでもないですが、これはこれでありなのかなぁと思います。バランタインみたいに何とかエディションの方がうれしかった気がしますが…