作成日:2019/8/17
50mlのミニチュア瓶。目減りしていたっぽいので開栓。年代は調べていないが、最近終売になった丸瓶の12年から2つ前のクリーム色のラベルの角瓶のころと思われる。
メーカ:Chivas Brothers
地域:イギリス、スコットランド、スペイサイド
ステータス:終売
容量:50ml
価格:1000円くらい
タイプ:シングルモルト
年数:12年
度数:43度
点数:84点
テイスティング的なコメント:香りは青りんご、スパイス、ハニー。口にすると、まず甘味を感じ、それからリンゴ、梨。華やかさが続き、その後に若干の麦感。飲みごたえは力強く、良いモルトが安く買えた時代を思い出させる。
飲んだ場所:バー、自宅など
いつの間にやら終売になってしまったストラスアイラ。シーバスのキーモルトとして知られてはいますが、そんなにキャパの大きい蒸留所でもないので、終売もやむなしと思います。一方、ストラスアイラといえば、どちらかというと蒸留所元詰めよりも、樽の味が強く反映されていると思われるG&Mの長熟系の印象が強く、そんな中で別の(というよりは蒸留所本来の)カラーを出していたストラスアイラが終売というのは悲しいものです。
こちらの蒸留所元詰めについては、個人的にはリンゴ、青りんご感が特徴(G&Mの方には出ない(あるのかもしれないけど感じられない))だったと思います。このクリームラベルのストラスアイラはそれを感じさせてくれる、いいモルトです。加水であること、強烈な個性を持っているわけではないことから84点にしていますが、特に欠点も見当たらず、美味しいモルトだと思います。特に上にも書いた青りんご感はストラスアイラ以外だとグレンリベットくらいしか感じない貴重な香味だと思うので、また、どこかで出会いたいものです。