作成日:2019/8/11
近年のCairdeasと比べてラベルデザインの傾向は変わった(ここ数年は○○フィニッシュ系が多く、ラベルに黒と緑以外の色が入っていることが多かった)。
例年、6月頭(多分、現地では5月下旬)に販売されるアイラフェスティバル向けの限定ボトル。とは言っても、ラフロイグは蒸留所のFoL(Friends of Laphroaig)のサイトで購入可能、かつ毎年数千本のリリースをしているので、入手難易度的には最も低いボトルになります。2011年から2014年を除き、毎年購入しております。ただ、近年はスペックの割りに値段が上がってきていたり(10年近辺の原酒を使用していることが多いのですが、値段は8000円→14000円くらいまでアップ、送料も上がって、非常に割高になってきていた)、味もある意味チャレンジのあるものが多くなってきておりました。その上、ウェブサイトの問題で販売が8月にずれ込んだりともうダメダメな感じで、期待値も落ちてきていたところかと思います。
が、今年は、送料入れても1万円程度(今は円高でもうちょっと安い)で買える、ウェブサイトもちゃんと稼働している、という状況でのリリース。ただし、なぜかユーロ決済でベルリンから発送されるという謎仕様。サイトにはご不便おかけしますとありますが、正直ポンドでもユーロでもどっちでもいいですって感じ。個人的には「今年も高いなー(ポンドのつもりで発注)」→「明細、あれ、ユーロ?(微妙に安い)」ってな感じで、少しお得に感じました。
コメントには10年、10年書いてありますが、基本を外さない正統派なラフロイグです。筆者は大のラフロイグ好きですが、クォーターカスク、18年とトリプルウッドが苦手で、正直、今回のボトルは期待していなかったです。カリラ12年に代表される(と勝手に筆者が思っている)草っぽさが苦手で、上記の3種にはこのニュアンスが出ていると思っています。これもそうかなー、と思いましたが、いい意味で予測が外れました。1本しか在庫していなかったし、あんまり期待しもしていなかったので、開ける予定なかったのですが、先日来客があった際に「おいててもしょうがないから開けよう」ということで開けてみました。結果的には中々の味で開けて正解。早速追加の発注をかけました。
ものすごく美味しい、とは言いませんが、昨今の円高もありますし、意外と「買い」だと個人的には思いました。