作成日:2018/10/22
アベラワー蒸留所のポットスチル。もし間違えていてストラスアイラの画像だったらごめんなさい。
スコットランドの蒸留所巡りをされる方であれば、結構な割合で行くと思われるクライゲラヒホテル、またはハイランダーイン。そこから少し車で行ったところにあるアベラワー蒸留所。旅行に旅立ってから予約を開始しました。私程度の語学力だと、電話で予約とか怖すぎてできないので、メールでやり取りを開始。空路はシャルルドゴール経由でエジンバラに入ったのですが、シャルルドゴールでのトランジットが長く、その間に何回かやり取りをして、ハンドフィル出来るやつね!とお願いしていたはずが、行ってみると、普通の見学コース。同じ時間帯にやっているはずなのに、おかしいなぁ、と思いつつも見学スタート、交通の便もいいからか10人くらいいました(多分、多い方だと思います。テイスティングルームはほぼ満員だったので)。
コース自体はお決まりで、製造工程の説明+モルトの試食&麦汁。どういうわけかモルトの試食はアベラワーのようなピーテッドがほとんどない蒸留所でもピーティな奴が出てきます。シーバス系限定なのか、基本的に構内での写真撮影はNGで、建物の外から撮るのは良いという、よくわからないルール。ポットスチルも外から撮っています。右の写真は貯蔵庫の入り口の見学スペース。樽が足りないので、シェリーも飲んでくれと冗談交じりに言っていました。
試飲の内容は後で触れますが、試飲後に、「ハンドフィルはないのか」と聞いたら、今はやってないみたいなことを言われました(あんまり自信ないです)。ただ、コースが違うとかそういう話はされなかったので、運が悪かったのかもしれない。
今、ホームページを見直したところ、Extra feeでハンドフィル出来るみたいなことは書いてなかった(当時はパンフレットには書いてあった)ので、方針が変わったのかもしれない。まあ、どこもかしこも原酒は足りないので。
それはそれとして、アベラワーはシェリーカスクのイメージが強いが、ハンドフィルはどういうわけかバーボンの方がうまいと思う。
まあ、運転手だったので、その場では飲めなかったんですが、ニューポット、バーボンカスク、シェリーカスクという蒸留所限定アイテム、10年、16年、アブーナの定番品を味わう試飲タイム。スコットランドは基本ストレートで飲み始めるが、たいていはスポイトと小瓶があって、水源の水を加水して楽しむんだ、みたいな感じ。ニューポットは珍しいといえば珍しいのですが、2009年ごろ、ボトラーからニューポット(正確には半年熟成、だったか?)で色んな蒸留所のアイテムが出ていまして、その中にアベラワーもあって、飲んだことがあり、よく覚えている香味だったので、遠慮させていただきました。
その日の夜にホテルでいただきましたが、やはりバランスの良さはさすがと思います。定番商品なので、飲みやすくはしているんでしょうが、アルコールのつんとした感じもなく、かといって、味わいが弱いわけでもなく、シェリーが強すぎるでもなく。1日でボトル半分以上飲んだことのあるウイスキーは多分これ(10年)くらいですね(次に飲んだのが角瓶のオードで3分の1くらい一晩で飲みました)。もう、やろうとは思いませんが、やって思うのは竹鶴政孝氏が毎日ハイニッカを1本飲んだってのは体質云々は置いておいて無理な気がするんですけどねぇ。まあ、凡人には分からない世界か。
まず、狭いです。ラガヴーリンなんて目じゃない。3人入れば御の字。ナップサック、Tシャツ、ピンバッジ、絵葉書とお約束のアイテムはそろっています。ただし、ピンバッジは、使いまわしデザイン(少なくともトマーチンとかグレンリベットで台紙と名前だけ違うのが売られているはず)。ウイスキーは限定品+倉庫から出てきたスクエアボトルとかそんな感じで、欲しい人にとっては結構ほしいアイテムのはず。そのうち書く予定のストラスアイラ蒸留所とともに割とおすすめです。
試飲アイテム
左から、ニューポット、バーボンカスク、
シェリーカスク、10年、16年、アブーナ
後ろのはドライバーズキット(持ち帰り用の瓶)