作成日:2018/10/11
メーカ:ペルノリカール
地域:イギリス、スコットランド、スペイサイド
ステータス:終売
容量:700ml, 750ml, 1000ml, etc.
価格:5000円台~8000円台くらい(当時)
タイプ:シングルモルト, カスクストレングス
年数:16年
度数:48度(免税店向け1000ml) または50度以上(バッチにより異なる)
点数:8x点(バッチに依存。多分86~88点くらい。ハイボールは+1,2点)
個人的な飲み方の序列:ハイボール>ストレート≒ロック
テイスティング的なコメント:度数は強いのでパンチは効いているがいわゆるアルコール感ではない。青りんご、梨、冷やすとミントのニュアンスが前面に
飲んだ場所:バー、自宅、試飲会場など多数
写真が2枚あるのは大事だから2回貼ったわけではなく、バッチ違いのものを2回購入しているため。
ナデューラの名を冠するものはまだ残っていますが、今のものは昨今の年数表記消滅の流れを受け、年数表記のない、おそらく16年よりも若い原酒をメインにしたものに切り替わっているかと思います。
比較的ライトなタイプの多い印象のグレンリベットの中ではかなり特徴的なもので、40度、43度のウイスキーを卒業してもっと度数の高いものを飲んでみよう!と思った時、これを薦められた方もいたんじゃないでしょうか。
知り合いをこっちの道に引き入れるとき、これとアベラワーのアブーナ(アブナック?)を比べてもらって、どちらがいいか聞いたりしたのを思い出します。私はこの二つをいわゆる蒸留所元詰め・カスクストレングスの双璧と考えてます。これをベンチマークにバーボン、シェリーのイメージを固めてもらうと、その後にバーボン樽、シェリー樽のウイスキーを飲んでも違和感が出ずに好きなものを探していけると思っています。
どこのサイトにも書いてあるのであれですが、「ナデューラ」はゲール語で、英語でいうところのNatural(自然)という意味らしく、樽からそのまま入れた、というニュアンスなのだろうと思います。普段あまり気にしないですが、Natural Cask Strengthと書いてあるウイスキーも結構あったと思います。上に書いた青りんごのニュアンスは、グレンリベットの定番品(当時は12年、15年、18年、21年が比較的安かった)はではあまり感じられず、ボトラーのシングルカスクでは比較的感じるものがあったので、この辺もNaturalなのかもしれません。
私自身のナデューラとの出会いは、神田のサンデイマクドナルドで「美味いハイボールない?」と聞いたら「これが美味いっすよ」と言われて飲んだのがきっかけ。ハイボールは安いウイスキーをごまかして飲むための飲み方、(値段とか度数の高いウイスキーを)ハイボールにするなどもっての他、という先入観はここで消滅しました。ただ、やはりこの先入観はそれなりの人にはあったみたいで、他のバーで頼むと「えっ?」って顔をされることもありました。(池袋のNadurraや新宿のLivetなどに行けば当たり前に作ってくださいます)
今は気軽に飲めなくなってしまったのが少し寂しく感じます。