作成日:2018/10/18
メーカ:White Horse Distillery(現在のディアジオ?)
地域:イギリス、スコットランド、スペイサイド、グレンエルギン蒸留所
ステータス:終売(かつては定番品?)
容量:750ml
価格:4000~8000円
タイプ:シングルモルト
年数:不明
度数:43度
点数:86点
テイスティング的なコメント:いわゆるシェリーと言われるしっくりくるタイプ。現在のグレンエルギン12年からアルコール感を弱め、まろやかになったようなイメージ。よくも悪くもウイスキーと言われてしっくりくる。毎日飲んでも飲み疲れない。ハチミツ、かすかにバニラだったような気がします。(最後に飲んだのが2年前なので、多少あいまいです)
飲んだ場所:自宅、バー
現行のグレンエルギンの12年の前のモデルにあたる位置づけ(?)のアイテム。ホワイトホースの原酒であることを前面に出した、いわゆるホワイトホースラベル。他にもラガヴーリンなんかでも同じようなものがあったはずですが、こちらは蒸留所が比較的マイナーなこともあり、販売時期が1990年代だった割に数年前まで普通に買えたボトル。今も、酒屋にあったりしますが、8000~10000円くらいするので、手を出すかというと微妙かもしれません。一時期は4000円くらいで買えたこと、現行品よりも(個人的には)飲みやすかったことから「買い」でした。木箱(というか木箱っぽい紙の箱)に入っている不思議なパッケージングの商品でした。
マイナー云々言うと怒られそうな気がしますが、実験的なデータはありまして。
2年前に結婚した時、披露宴で写真のボトルを提供させていただいていて、このグレンエルギンも入れていたんですが、これらの中では正直そんなに出ない、という感じでした。まあ、ウイスキーが特に好きなわけではない一般の人が多かったので、認知度の低いものが出なかったということもあると思いますが。(エルギン、スキャパ、ドロナックはあまり出なくて、竹鶴、ラガヴーリン、ラフロイグがジョニーウォーカーが出ました。当たり前といえば当たり前)
その2週間後くらいに今度はウイスキー好きの人向けに同様の会をやらせていただいたのですが、こっちでは順調に(?)出ました。まあ、こっちにはローズバンクとか、スリーリバーズのクライヌリッシュとかウーガダール(2004年ボトリング)とかもっと気になるアイテムを投入したのでエルギンどころじゃなかったはずなんですが、それでも出ていたなぁ、と思います。
全然味の話をしてませんでした。上にも書いたように現行品にニュアンスは近いです。甘辛い感じ。シェリーではなくでカラメルかもしれませんが。ハチミツ、バニラのニュアンスもあって、上記の通り値段は高くありませんが、いい意味でのオールドボトルを味わえるんじゃないかと思います。現行品を飲めば味の雰囲気は大体つかめると思います。
なんかこのサイトを始めてから終売品ばかり取り上げているような気がしますが、お手ごろな値段で、そこそこよかったなぁ、とか思うものを出すとこの辺になってしまうんですよね。これまでに出したものは、バーによっては良心的な値段で飲めるはずなので、ぜひ探していただきたいなぁ、とか思っていたりもします。ウイスキーを買い始めた2009年から数年はウイスキー自体もそれほど高くなくて、10000円も出せば結構いいものに出会えたりしたんですよね。そのころに20000円出していればびっくりするような貴重なものも買えたはずなんですけど。ただ、悲観することもなくて、最近はものすごいハズレに出会うこともなかなかなくなってきたと思います。もしかすると、ハズレを回避できるようになってきただけかもしれないので、今後の記事にはどんな風に選んでいるかなんて話も入れていこうと思います。
ちなみに、オールドボトルが好きなわけではないです。昔の方が美味しい銘柄もありますが、今の方が断然いいものもありますし。例えばグレンフィディックなんかは現行の方が洋ナシ的な感じが強かったり、アルコールのとげとげした感じがなかったりで良いと思います。