作成日:2019/7/13
メーカー:Qrio
購入時期:2018年1月
製品種別:IoT、子供の帰宅をメール、ラインで通知
特徴:買い切り方のサービス
購入価格:9870円(Hubとタグ1個のセット、First Flightで購入)
というわけでついに我が家にもIoT機器が。といっても、購入時期は1年半前で、稼働開始したのが2019年7月。使用開始の動機は子供の保育園への通園開始。基本、嫁が送り迎えしていますが、その状況が見えたり、私が送り迎えした際にもその時間が分かるので、安心できるかなぁと。
購入動機もまさにこの通りだったのですが、最近引っ越すまではこういう機器を自由における環境でもなかったので、導入が遅れました。
キットにはハブとタグが入っています。タグは電池をでつけるだけでOK。ハブの方は、スマホにアプリ(ただいまキット)をインストール・起動すると、ハブの設定手順がアプリに出てくるのでそれに従って設定をすると使用できるようになります。ハブはネットワークに接続する必要がある(Wi-Fi, 2.4GHz)ので、注意。Wi-Fiルータへの接続情報が必要で、WPS(Wi-Fi簡単接続、機器とルータのボタンを押すと接続してくれる機能)はサポートしていないと思われます。
その後、タグの登録をすると、使用開始可能になります。
原理としては、タグの出しているBLEのAdvertisementをハブがモニターしていて、ハブから見てタグがいない状態から見えるようになったら帰宅、見える状態から見えなくなったら出発、と判断してそれをWi-Fi経由でQrio(?)のサーバに通知、そこから登録メールアドレスなりラインに連絡が飛ぶ、というもののようです。タグはどこについているの?って話になりますが、子供にインプラントするわけにもいかないので、ベビーカーにつけています。小学生とかだとランドセルとかになるのだと思います。
原理上ハブとタグの帰宅時の位置関係が重要で、接続と切断を繰り返すような場所に置くと、ずっと家にいるのに出発と帰宅を繰り返すことになります。BLEは障害物なしで10m程度(障害物があれば2-3mくらい、機器や障害物でもかなり変わります)の通信距離ですので、ハブから数mの位置にタグが来るようにすればいいと思います。うちの場合は玄関(金属ドア)の外側にベビーカーが置かれていますが、2週間で誤動作はないです。使えない系のブログを書かれている方はその辺の設定の問題があるような気がします。あと、BLEはWi-Fiの電波と干渉しますので、周囲にWi-Fiの電波が飛び続けていてBLEが電波を飛ばせないという状況だとやはり同じような状況になります。
感覚的な話ですが、概ね1~2分で通知メールが来ます。デフォルトだと、出発が「~がでかけました」、帰宅が「~がかえってきました」なので、gmail上は帰宅と出発が別々にスレッド化されて時系列的に見づらいです(多分lineだと起こらない)。なんですが、ここはアプリ(ただいまキット)の設定で変えられそうです。
ハブの設置位置は結構困ります(玄関近くのコンセントって大抵は床の近くで子供が触れる)。私の場合はトイレのコンセントに挿しています。なので、相当電波状況はきついはずですが、特に問題なく動いてます。今のところ通知漏れもないので、良く動いているのではないかと思います。
とりあえず、固定費だけで通信費用がないのがいいですね。プレゼントとしてあげる場合でも使いやすい。機能はシンプルですが、それで十分だと思います。
ハブのインターフェースは押し釦だけで分かりやすいのですが、押した感じが分かりにくいのが若干残念(最初しか使わないのであまり関係ないですが)。
タグはただの発信機なので、プライバシー的にも割と安心度は高いです。