作成日:2021/2/9
最終更新日:2021/7/25
元々購入予定はなかったのですが、PH-1の開発元(Essential)が解散しまして、代わりの何かが早急に必要になって購入した次第です。購入時にはすでにPixel 4も出ていましたが、値段的にも買いやすかった3の方を購入です。予算もケチって64GB品を購入したつもりだったのですが、届いたのは128GB品でなんか得しました。
リリース当時、夜景モードの鮮明さ(というか異常さ)が話題になったスマートフォンです。他にもOLED(有機LED)を利用した常時表示オンだとか、防水性能だとか、現行のPixel 5と異なり、ハイエンド路線を突っ走っていたころのGoogleスマートフォンです。
同時にハードタイプの保護シート、ケースを購入。シートには位置合わせ用の治具もついていて、中々取り付けやすかったです。
とりあえずEssentialに刺さっていた楽天モバイル(NVMOのdocomo回線)を換装し、楽天モバイルのアプリを入れ、電話としての機能の移行はあっさり終了。ログインだけするアプリは移行もすぐ終わるし、アカウントもGoogleに紐づいているので、こういう意味では楽ですね。
デフォルトはOLEDの常時表示機能がオンになっていて、使用していないときでも時計、天気は表示される(OLEDは液晶と違って、各画素が点灯するので、部分的に表示しても電力消費が少ない、ことになっている)のですが、まあ、バッテリーの減りが早いのでこの機能は早々にOffにしました。多分大体の人はそうしているのではないかと思います。後、失敗したと思ったのはサイズ。XLはかなり大きくて、ポケットに収まらない。ここは正直後悔しました。
到着直後はとにかくこのモードを試しました。
言うまでもなく、上が夜景モード、下が通常のカメラモードです。
夜九時過ぎ、近くの公園の外灯が少しある程度で肉眼では明暗、白黒、赤くらいしかよく分からないというような条件です。
夜景モードは基本的には露光時間を長くとって、たくさん撮った映像データを機械学習等使って、色の補完をしたり、ぶれを補正したりして画像を作っているようです。なので、完全に光がない状態だと当然のことながら撮像できませんし、暗ければ暗いほど露光時間がが長くなります。真っ黒な箱の穴にレンズを置いて、微妙に光が入っている(人が見たら真っ暗にしか見えない)状態で箱の下の方眼紙を撮像したら罫線が色も含めて再現されていて驚きましたが、この時は1分近く露光時間を取っていました(どれくらいの露光にするかは自動)。一応、ぶれも補正はするらしいですが、1分持っていてブレなしはまあ、不可能です。そういう意味では現実的な暗さでないと使えないわけですが、それでも中々驚異的な性能でした。
そんなに使うかというと使わない(子供の寝顔を取るくらい)のですが、照明の暗いバーでの撮影には非常に良いです。
ただ、見栄えはもちろんいいのですが、機械学習などを使って、「こうであろう」と予測された画像であることには要注意かと思います。あるはずのものが無かったり、その逆も往々にしてあるかと思います。そういう意味では証拠写真としては使えなかったりするのかもしれません。
夜景モードでの冤罪とかあったら嫌ですね。
ところで、今まで考えなかったのですが、夜景モードとレンズのコンボは強力そうですね。(冤罪もあり得ますが)
で、具体例です。とある(照明の暗い)バーで夜景モードを使って撮影した画像ですが、一番左の写真は、グラスの反対側の(特にグラスの左半分に重なっている)ボトルのラベルが今になってみてみるとちょっとあり得ないくらい歪んでいるように見えます(次の写真と比べると違和感を感じます)。これまであまり深く考えてなかったのですが、今後はちょっと気にしてみてみようと思います。まあ、それはそれとして、カクテルの写真なんかを取ると、ものすごい綺麗に撮れます。
神田のやはり照明の暗いバーで撮った写真。1枚目(アイリッシュの15年物が移っている方)は以前にEssential Phone(PH-1)で撮ったもの。もう片方がPixel 3XLで撮ったもの。全体的に鮮明になっているのがお分かりいただけるかと思います。昔にiPad miniで撮影してそれなりに綺麗に撮れていると思っていたのですが、全然違いますね。
やっと撮ったものをSNSにアップロードする気になる画質です。まあ、アップロードしませんけど。個人的にラベルの文字がきれいに読めないとイラっとするのですが、暗くてもきっちり読めるのは本当にすごいと思います。
PH-1と比べるとまあまあ鈍いです。ただ、反応が良すぎるのも微妙なので、ここは人によって好みが分かれるところとは思います。冬の手荒れの影響を受けます。PH-1は冬でも認識していたと記憶しています。Touch IDは登録した指の片方だけを認識します(iPad mini4, 5)。Pixel 3XLは両方の指をそこそこ認識します。まあ、手荒れのケアが大事だということですね。
Type Cの高速充電が可能なので、充電時間はあまり気になりません。バッテリの持ちは評判通りで、1日は持つけど、という感じ。ワイヤレス充電に対応していて、まあ、あれば便利かなぁと思いますが、Type Cに比べるとだいぶ遅いので、あまり使いません。
ここはPH-1(Essential)と同じく、余計なアプリはほとんどないので、非常に良い。
今のところ、困ったことがないので、書くことがない。Googleフォトへのアップロード無制限もPixel 3はまだサポートされているみたいだし(まあ、ドライブしか使っていないので関係ないんですが)。基本、子供の写真撮って、ニュース見て、検索して、くらいしか使ってないので、他に書くことがない。ただ、逆にいえばカメラ性能が良くて、ストレージが多ければ大して困らないということですね。
Googleのスマートフォン、の割りに日本での知名度のなさは半端なく、大体の人にiPhone?って聞かれます。防水が本当に機能しているのかは試したことがないので、分かりません。
後、楽天モバイル(MNO)の対応ですが、使えるには使えるのですが、Androidの「電話」アプリで電話が掛けられません。楽天の出しているLinkというアプリ経由での発着信ということになりますが、フリーダイヤルが出来ないという。つまり電話として100%機能しません。そういった背景があって、Pixel 5に移行…
Pixel 5については暇があればレビューしてみたいと思います。