作成日:2018/11/11
最終更新日:2020/2/10
通常のイヤホンと異なり、外音が聞こえる構造(写真の輪の部分を耳の穴に入れる)
メーカー:Sony
購入時期:発売直後(発注:2018/5/22、入手:2018/6/23)
製品種別:イヤホン
特徴:デュアルリスニング
価格:7000円くらい
インピーダンス:32Ω(公称値、周波数特性は不明)
基本的な製品の特性としては、この見出し通り、有線で使いたい場合のXperia Ear Duoです。大きな差異は、他には値段、と思っていますが、実際にはいろいろ違います。例えば、こちらはただのイヤホンなのに対し、向こうはXperia Ear Duo同士で無線で通話ができたり、豊富な機能があります。また、こちらは防水でない(Xperia Ear DuoはIPX2(防滴))など、色々とデメリットもあります。ただ、一番違うのはXperia Ear Duoは定価が3万近くするという…
スマートフォンにつなぐのであればXperia Ear Duoがいいのかもしれませんが、いまだにPHS(2020年7月にサービス終了予定)ユーザーである私にしてみれば、あまりこちらの導入メリットがなく、STH40Dを購入する運びとなりました。当初期待していた用途はランニング中の音楽視聴。外を走ったことある人は分かると思いますが、現代の防音がきっちりしているイヤホンを装着して外を走ると、後ろからくる車の音とか聞こえなくて大変怖いわけです。正直音楽を聴いて走るなど考えられない。これや、Xperia Ear Duoの場合、写真にある通り、外音はそのまま入っている構造なので、ちゃんと聞こえれば非常に良い、という期待が持てます。そこが購入の動機です。
まず、マイク、音量ボタン、ファンクションキーが付いています。つまり、聞くだけではなく、話すことも出来ます。そんなのあたりまえじゃん、という話もありますが、音量ボタン等はこれに限らず要注意で、反応しないことが多いです。STH40Dもご多分に漏れず、うちのiPad mini4では全く動作しませんでした。Androidだと動くとかなんとか。まあ、ここは正直にがっかりしましたが、正直期待もしていませんでした。マイクは使えるので、PCに接続して電話会議使用は十分に可能でした。
会社の自席で電話会議とかしていると、結構話しかけられて、気づかないことがあったのですが、これを使った場合は結構気付けるのでいい感じです。
ただ、ランニングで使用している際は話しかけられても心理的に無視しづらくなりました。まあ、ランニング中のやつに道を尋ねてくる奴って正直どうなの(しかもたまに外国の方)って思いますが。どうでもいいんですが、外国の方は近くに泊まれるホテルがないかとか、終電は何時かとか、外国語以前に答えられない(知らない)質問が多くて困ります。
耳への装着ですが、輪っかの部分とつながっている出っ張り部分で耳たぶを挟み込む感じで付けます。つけるのはイヤホンと比べると面倒くさいですが、意外と外れない、かつ、取るのは結構簡単であることから、まあまあの使い心地です。イヤホンだと、取らないと聞こえないみたいなことがありますが、この製品の場合は、音楽さえ止めていれば外す必要もないので、この辺の塩梅は良い感じではあります。
あと、上に書きましたが、インピーダンスが32Ωと高めのため、それなりのドライブ能力のあるオーディオ出力を使うか、音量をかなり大きめにする必要があります。ここは純粋にマイナスポイント。
この製品は、音楽を聴きつつ、外音も聞き取れます、というデュアルリスニングが売りになってましたが、その点については正直微妙です。聞こえ方としては、STH40Dから流れる音と外音のどちらか大きい方が入ってくるというのが基本です。STH40Dの音量をBGM的な感じにしておくと、静かなとこでは音楽が聴けて、そうでないところでは外音が聞き取れるという感じになりますが、STH40Dの音量が大きいと、結局これが外音に対するシールドとして働き、あまりデュアルリスニングの恩恵はありません。ただ、ランニング中は安全第一なので、これで問題ないです。また、家など周囲のノイズが少ない空間においては、両方が聞けるので、それなりに恩恵があります。
まず、音質を求める場合にはものすごくいいということはないので、そこを求める人はご退場ください。ランニングで使用する場合は基本的にはワイヤレスレシーバーを使用してポータブルプレイヤーからは無線で飛ばしたいところですが、STH40Dもレシーバーも基本的防水でないので、使いづらいです。夏場はNG。冬場なら何とか大丈夫。音質もさほどのメリットは感じない。ただし、周囲の音が聞こえるというのは非常にいい点です。このためだけに買ってもいいと個人的には思います。
ただ、何かしらの事件なり事故が起こって、STH40Dをなくすことになった場合はXperia Ear Duoを試しちゃうと思います。こっちは、BluetoothのコーデックがSBCとAACしかサポートしていないのが大問題ですが、S/WアップデートでLDACには対応してくれるんじゃないかと期待しています。→(2019/7/13)すでに記事もアップロードしていますが、Xperia Ear Duoを買いました。理由は、イヤホン云々ではなくBluetoothのレシーバの不調。
まあ、AACの実力によっては動画の視聴に使えなくなる(AACは規格が2種類あって、片方の遅延がものすごくでかい)ので、そこを確認しないと使えませんが、それはイヤホンの問題ではないので。
実はXperia Ear Duoを買った後、ランニング用のイヤホンの役割はあちらに移ってしまい(こちらは本当にイヤホン&マイクの機能しかないため)、現役を退きつつありました。それでも、仕事中にWebinar受けたり、電話会議したりするときは重宝してまして、ぼちぼち使っておりました。が、数週間前に電話会議に入ろうかと思い、耳に装着した瞬間「みしっ」と。
一瞬何が起こったか分かりませんでしたが、Amazonのレビューで「物理的に壊れた」みたいな記事を目にしたことを思い出し、まじまじと見てみると、ヒビ(っていうか半分折れてました)が。イヤホンが折れる、というのはなかなかない体験。とりあえず、この倍以上するXperia Ear Duoがまさか同じ材質じゃないよね?と慌ててチェック。まあ、こちらは見た目はもう少しは頑丈そうでしたが、両耳ともマグネット外れるようなあれだからなぁ…
懲りずにもう一つ買うかは微妙。そろそろXperia Ear Duoが壊れる前提でこっちをもう一つ買うか、それともこれらの間くらいの値段の物を買うか…
ものすごく分かりにくいのですが、左耳の輪(L表記)の少し右にひびが入っています。