作成日:2019/1/26
最終更新日:2019/2/23
アベラワーらしいぼてっとしたボトル
コメントにも書いたが、近年まれに見る面倒くさい開栓。
今日開けました。昨年末に購入していたのですが、開けたものを置くスペースが開いておらず、少し時間をおいての開栓です。ボトルの説明書きによると、CASG ANNAMHとはゲール語で”rare cask”の意味だそうです。読みは他のサイトを参考にしておりますが、正しいかどうかは正直不明。ラフロイグの”Cairdeas”も「カーディス」ではなくて「カーチェス」に近いとも聞いたことがありますし、何とも言えません。3種類の樽(ヨーロピアンオークのシェリーと2種類のアメリカンオーク)で熟成していて、オロロソシェリーの印象が強いとあります。Nose, Palate, Finishも蒸留所元詰めにしては珍しくボトルに細かく書いてあり、気合が入っているような気がしてきます。
が、最初に気合を感じるのはキャップの封。蝋が固い&取り外し用の紐もない!おかげでふたを開けるのに5分近くかかりました。ソムリエナイフ必須です。気合入れるのここじゃないだろ、的な。
テイスティングは上のコメントを見ていただければと思います。結構ボトルに書いてあるコメントに近くて、いわゆるオフィシャルな感じが漂います(ボトラーは大体コメントを盛ってくるので)。
個人的には昔あった(今もある?)12年が微妙なシェリーで好きではなかったのですが、これはゆっくり飲めそう。2016年に蒸留所を訪問した際はシェリー樽がなくて困っているという話でしたが、このアイテムはそれに対応したもののように感じます。アベラワーのシェリーといえばアブーナ(アブナック?)が代表格ですが、カスクストレングスであのクオリティを安い値段で提供し続けるのは難しいと思われるので、このカスク・アヌーはそれに対する回答の一つなのだと思います。個人的にはやはりアブーナの方が好きだが、これはこれでありだと思う。というか一般にはこちらの方がおすすめ。もう一つの答えとして、アブーナのバーボンが海外で出ているみたいなので、これも試飲してみたいところです。