作成日:2020/4/12
メーカ:蒸留所元詰め
地域:イギリス、スコットランド、スペイサイド、モートラック蒸留所
ステータス:限定品のため記載せず
容量:700ml
価格:10000円弱
タイプ:シングルモルト
年数:15年
度数:46度
点数:86点
テイスティング的なコメント:香りはアルコール感強く、樽香、レモングラス、ハニー、ナッツ。時間を置くと炭酸のニュアンス。口にすると、ナッティー、パチパチキャンディー、オーク、べっこう飴、若干のオイリー。最初の数口はアルコールがまとわりつくが、時間の経過につれ、飲みやすく変化していく。現行の16年と比べて力強く、ミーティ。ここまで来て、あ、そうか、これモートラックだった、と思い出す。16年と比べると明らかにドライ。加水で一気に甘くなり、ミーティな麦汁に。余韻は麦の温かみが長く続く。少しずつ甘さが出てくる。
飲んだ場所:自宅
まあ、書いておきながらなんですが、Game of Thrones自体はよく知りません。米国ではすごい視聴率らしいのですが、今の家に引っ越してからテレビ自体ないので、視聴率という単語に全く興味がわかなくなってしまいました。ドラマが大変盛り上がったところに、ディアジオが例年のスペシャルリリースも驚きの本数のラインナップで出して、たぶん、最初の売れ行きが良かったので、とどめとばかりに投入されたと思われるモートラックです。
Game of Thronesのシリーズは非常にたくさん出ていて、カーデュ、タリスカー、ラガヴーリン、オーバン、グレンダラン、ロイヤルロッホナガー、クライヌリッシュ、ダルウィニーと出してきてのモートラックです。実際には、ジョニーウォーカーも3種類ほど出していたはずなので、10種類を優に超えているという。値段も15000円くらいと高額で、現行の16年よりも高く、「買ったら絶対がっかりする」感を強く放っていました。だからなのかは不明ですが、Whisky Exchangeでセール対象になり、現行品と同水準まで下がってきたので、意を決しての購入です。
Finished in ex-bourbon casksとあり、現行品とは全く別のタイプ。シェリーが高騰する現在だと、ここでも価格設定に首をひねるところではありますが。味も全く違い(両方並べて飲んでいるので間違いないと思います)、コメントにも書いた通り、こちらの方がミーティで、Beast of Dufftownには正直こちらの方がふさわしいようにも感じました(こちらのボトルにはこの表記はありませんが)。
点数は16年とはタイプが異なるので悩みましたが、同じ86点に。気持ちこちらの方が低めにつけたいのですが、こちらの方がごちそう感があるので、自分以外の人に比べてもらったらこちらの方が高い点数が付くような気もします。