作成日:2018/10/28
特徴のあるボトルと、専用の箱。ニッカ製品のパッケージは割と武骨なイメージがあるが、これはお土産にもしやすかった
メーカ:ニッカ
地域:日本
ステータス:終売(別パッケージ品に切り替わっている)
容量:360ml
価格:2000円
タイプ:ブレンデッドウイスキー
年数:表記なし
度数:40度
点数:82点(普段飲みにちょうどいい)
テイスティング的なコメント:これまた典型的なニッカのブレンデッドのウイスキー。タイプとしてはフロムザバレルに近く、モルトの比率が高そうな印象を受ける。ストレートでも、水割りでも、ロックでも、ハイボールでもOK。
飲んだ場所:自宅
ニッカウヰスキー、余市蒸留所限定で販売されていた(今は売っていない)、ブレンデッドウイスキー。360mlという、ジャパニーズウイスキーのハーフボトルを感じさせる容量です。ハーフボトルって大体350mlの印象だから特殊なんだろうなーとか思って、うちのスーパーニッカのハーフボトル(旧瓶)を見てみたら、こっちは380mlでした。よく考えてみたら、サントリーの蒸留所限定モルトは300mlだし、この辺は特にこだわりないんですかね。ミニチュアの上のサイズの小瓶は不思議と180mlのような気がするんですが。
このサイズ、色、値段、パッケージと、まさしくお土産な感じの出来になってまして、うかつに蒸留所限定の10年カスクストレングスや、原酒(ウッディ&バニリック、シェリー&スウィート、ピーティ&ソルティ)を買っていくより色んな意味で安全なウイスキーになっておりました。ボトルも平らでかっこいい。そして何故か試飲がない(ここはちょっと嫌な予感しますが)。余市蒸留所に行くと、5本とか買っていって、お土産に配ったりしたのは大変懐かしい記憶です。
ニッカは、品質(コストパフォーマンスも含めて)で妥協しないという信頼感はあるので、変なものが入っていたとは考えにくいのですが、当時宮城峡で売られていた(こっちは多分今もある)、特製樽出しが値段と51.4度というフロムザバレル丸出しな感じで売られていたり、ポットスチル型は中身がキングスランドだったりと、意外に使いまわしもあります。
ハーフボトルで2000円で度数40度って思いつかないんですよねぇ。当時の値段的に近いのは竹鶴17年とか、キングスランドなんですが、キングスランドの終売後も普通に出てたし、竹鶴17年だと度数がちょっと違うし、等々。どうしても邪推が多くなってしまいますね。
ただ、今までの理論の延長で考えると、年数表記なし、40度、フルボトルだと4000円というスペックを考えると、この製品用にモルト多めでブレンデッド作った、というところなんでしょうね。竹鶴12年より全然高いですし。
ここ数年は余市に行っていないので、今の蒸留所限定品もまた飲みに行きたいなぁと思いました。余市は他の蒸留所と比べてアクセスは良くないですが、蒸留所の試飲コーナーも、お土産も充実しています。特に試飲コーナーは25年とか35年なんかも飲めたりして、大変貴重。あの試飲コーナーにはなぜか昔の(ニッカとか全然関係ない)ウイスキーのコレクションが並んでいて、泥棒とか入んないのかなとか、すごく心配になってしまうんですか…こっちの話はいずれアップロード予定の蒸留所の項目の方で。