作成日:2018/12/4
写真の一番右が今回のアイテム。隣のウイスキー・エクスチェンジボトリングのクリスマスモルトともにシェリー系のカスク。家に帰って改めて飲んでても、この中ではぶっちぎりで美味い。
メーカ:ダンカンテイラー
地域:イギリス、スコットランド、スペイサイド、グレンバーギー
ステータス:限定品のため明記なし
容量:700ml
価格:11000円(!?)
タイプ:シングルモルト, シングルカスク, カスクストレングス
年数:27年
度数:54.8度
点数:89点
テイスティング的なコメント:香りはドロナックにありがちなランシオ香、鉛筆、ミント、リンゴ、梨など。複雑、かつ華やか。口当たりの瞬間、砂糖薄めのドライフルーツが淡く広がり続けて心地よいスパイスが続く。余韻は長い。飲みごたえ良く、欠点らしい欠点がない。限りなく90点に近い89点。
飲んだ場所:自宅、試飲会場
フィニッシュのせいで、色々な意味で微妙なダンカンテイラーのオクタブシリーズ。オクタブは、ボトル本数でせいぜい80本程度しか入らないサイズに組みなおした、クォーターカスクよりもさらに小さい樽で、ここで数か月後熟させたシリーズのこと。このグレンバーギーは、シェリー樽を組みなおしたオクタブで5か月後熟させたもの。このシリーズは、リリース本数の少なさから、味についての情報が少なく、また、オクタブシリーズ自体が微妙なものも多い印象が個人的にはあって、なかなか開けるのがためらわれていましたが、今回、試飲会向けに開けました。このレビューを書くために過去の購入金額を調べたところ、なんと11000円ということで、多分、モルトシティのバーゲンセールで30%オフとかそんな感じだったものを買ったのだと思われます。今になってみると超お得な買い物ですが、さすがに当時に2本買う勇気はなかったようです。
過去のオクタブシリーズでは1976のトマーチンがうまかったことを除けば、ほぼ、大当たりがあった試しはなかったので、ただただほっとしております。
ギリギリ90点にしてませんが、試飲会で飲んだ時の美味さには割と感動し、(あまり飲まれないように)ほとんどの人に積極的に薦めませんでした。まあ、あまり外には持っていかないと思いますし、バーでもほぼ見かけないと思いますが、見つけたら、飲んでみてはいかがでしょうか。
お持ちの方は無理に開けなくてもいいかもしれません。若干のミントフレーバーを感じるので、ハイボールにしたらうまいんじゃないか、とか思ってたりして。もし試してみたら追記します。