最終更新日:2018/11/17
神田っぽくないしっかりした構え。入り口の右手の棚にはシードルが広がっているが、オーダーしてもここから出てくるわけではない。
以前、神田に住んでいたころによく通っていたバーの一つで、今もたまに伺っているEclipse First。神田には10年近く住んでいましたが、シングルモルトが好きな人間にとって、お薦めのバーというのはあまりなかったりします(10年近く前には日本一ArdbegがあるといわれていたDeuceというバーがあったのですが、行かないまま閉店になってしまいました)。神田はオフィス街(というよりはサラリーマン街)の特性上、バーといっても居酒屋っぽくなってしまう店が多く(店のせいというよりは客層によるものだと考えています)、ウイスキーのシングルモルトがそろいつつ、そこそこゆったりと静かに飲める店があまりないように感じます(行ったことがない店はたくさんあるので実際にはこれらの条件を満たした店はあるかもしれません)。また、神田でバーというと「喫煙所」という意味合いも含まれてくる(千代田区は路上喫煙禁止。ただし、最近は全然守られていない)のですが、ここは禁煙なので、その点も個人的には高評価。(たばこの煙は冬場だとコート、スーツに臭いが移ってしまうので)
形態としては「オーセンティックバー(多分、店員がお酒に詳しくて、カクテルとかもちゃんと作れる、というのが定義)」になるかと思います。食事もおいしいです(子供が生まれてからはほぼ頼んでませんが)。
写真の入り口をくぐると、左手に4人掛けテーブル2つ、奥の左側がカウンター(確か6人掛け)、右側に2人掛けテーブル2つ。1人で行くことが多いので基本的にはカウンターに座ります。とりあえず1杯目は生(シードル)を頼んで、グダグダ話しつつ、モルトを何杯か飲む、というのがこの店に来た時のスタイルです。ちなみにカウンターの左側2席分は目の前がウイスキー棚になっているため、一人で着席すると若干罰ゲームっぽい雰囲気になります。雰囲気だけですが。
店内はかなり広く、人とぶつかることはありません。カウンターの下には何気にコンセントがあって充電も可能です(あまり使った記憶がありませんが)。ちなみにカウンターに座るとWiMAXの電波は(ほぼ)入りません。まあ、神田のほかのバーでも結構そういうことが多いのですが。神田の謎ということにしておきます。
並んでいるボトルのポートフォリオとしては、アードベッグ、ボウモア、グレンモーレンジ、アラン、クライヌリッシュが目立ちますが、バーボン、スコッチ、ジャパニーズと色々なボトルがあり、気楽に頼めます。また、オーナーの藤井さんのFacebookは駄菓子ネタが多く、楽しめます。あと、何気にブランデーが多いです。
子供が生まれてからは夜にあまり出歩けなくなったので、土曜の15:00-17:00の時間帯が使えるこの店は買い物帰りにふらっと寄れて便利です。また藤井さんはものすごいたこ焼き好きなのでたこ焼きが食べられる日もあるかもしれない(たこ焼き屋のレシートを持っていくとチャージが無料という謎イベントがあった)。
全然注文されているのを見かけませんが、カクテルも美味しいです。ウイスキーメインの店だとカクテルはあまり得意でない場合もありますが、Eclipseは材料もそろっていて、きっちり作ってくださいます。基本オーナーが作るので、味のばらつきがなく、安心して頼めます。
シードル関連のイベントを毎年開催していらっしゃいます。顔を覚えてもらえれば誘ってもらえると思いますので、シードルに興味がある方はTryするのも良いかと思います。
群馬ネタが多いです。そうでなさそうなもの(たこ焼き)とかも群馬ネタになってます。フードも群馬感が強い、ことが多い。店内でGunma Fantasy(各自ググってください)を薦められて、必死こいてクリアしたのに藤井さんがやってなかったときは結構ショックでした。
ネタはあるにはあるんですが、書くべきか微妙なものが多すぎる…折を見て追記します。
駅の近く。北口改札出て右側出た信号を渡って、そのままガードを抜けたところ左手に見える「かめや(蕎麦屋)」の左の道を抜けて交差点の左側すぐ。