作成日:2018/10/21
蒸留所外観。撮影者後方に駐車場(キャパは数台)
地域:イギリス、スコットランド、アイラ島
訪問時期:2016年8月
ステータス:稼働中
見学:可
ショップ:有
アイラ島というと、日本ではラフロイグ、ボウモア、アードベッグあたりが代表として挙げられそうな気がしますが、ちょっと知っている人、あるいはちょっと知っていると思われたい人はこの蒸留所を上げるのではないでしょうか(もしくはカリラ)。定番品が16年で後は1年一回リリースの12年のカスクストレングス、16年のDouble Matured(毎回そうではなかったかもしれませんが)のみという、他と比べると高級感のあるラインナップ(最近8年が追加になりましたが)。ディアジオ的にはこことロイヤルロッホナガーが出世コースとか何とかどこかで聞きましたが(真偽のほどは全く定かではありません)、高級感的にはなるほど納得、といった感じです。
行った人からは、とりあえず、「不便、狭い、店がしょぼい」とか言われちゃうという、CS的には微妙な蒸留所。まあ、自分が訪問した限りではそうは感じませんでしたが。それでは説明していきましょう。
私が訪問したのは2016年、蒸留所200周年、いわゆるバイセンテナリーの年の8月で、詳しい人ならすでに思ったもしれませんが、アイラフェスティバル終了後、祭りの後というか、後の祭りというか微妙なタイミングでの訪問です。しかも、
新婚旅行でスコットランドにいられたのは1週間(休み自体はとれたのですが、嫁との交渉が不調に終わりました)
そのうち、アイラ島に割ける時間は2日
にもかかわらず、行きの飛行機が飛ばず、移動で1日消滅
優先度はラフロイグの方が上
ということで、一応ツアーは参加したものの、合間の時間に無理やりねじ込んだ感じ。確か14ポンドで試飲、グラス付き、とかそんな感じだった。
とりあえず、蒸留所について最初にしたのはBooking。一番近くて空いているスロットが何と1時間半後。なので本当にブッキングだけして、一旦ボウモアの方まで移動(こっちは見学する時間はないので観光&買い物)。この時の印象は、別に狭いとかしょぼいとかは感じませんでした。多分ですが、アイラ島のフェスティバルで限定品を買うときを想像するとしょぼいです。なんせレジ1つだし、ショップの中には10人とかそれくらいしか入れないはずなので、そこで500本限定とか売っちゃった日には大渋滞ですよね。上に書いた通り、駐車場数台しか止まらないので、歩いていくしかないんじゃないですかね。ただ、普通に観光客として買い物する限りは別に狭いとは思いませんでした。どちらかというと広いんじゃないかと。まあ、レジ打ちはやたら遅かったですが。
スコットランドの蒸留所見学は、多分どこも結構似ていて、お金払って、工場を行程に従って進んでいって、最後に試飲って感じです。んで、発酵槽のところで麦汁を飲む、と。英語の説明が分からないと同じ流れなのであまり楽しくないかもしれないです。かくいう私もそんなに上手くはないので、何となくわかるくらい。マッシュタンの1つにフクロウの置物があって、それも由来が云々言ってましたが、内容忘れました。大体、ポットスチルの前とかでQ&Aって感じなんですが、あまり盛り上がらなかったような気がします。
日本と違うのは貯蔵庫には踏み込まないってところですかね(入らないか、入っても入り口に説明用のスペースがある)。
蒸留所の入り口付近に置かれていたドラム缶。2016年がラガヴーリン蒸留所200周年記念のマークが。
前日にThe Islay Hotelのバーで気合を入れるために飲んだシンジケートのラガヴーリン。美味しかったが、値段も気合が入っていた(45£)。あと、横で工事現場の作業員みたいなおっちゃんが飲んでて、すげえ絡まれた(何の臭いかわからなかったがものすごいにおいがした)ので、そっちの方が記憶に残っている。
見学が終わると、試飲タイム。普通の16年と、Double Maturedの16年、後、200周年記念第一弾の8年の3種類。グレンケアングラスにすでに注いであって、適当に飲むというスタイル。「グラス付き」のグラスは、この中から1個持って帰っていいよ、箱は別にあげるよということだったと、聞いたら分かったという。
他の見学者の人たちは結構わいわい騒いで楽しそうにしてたり、グラス割っちゃったりで大変そうでした。
グラスは蒸留所のマークが入っているノーマルなものと、200周年マークが入っているものがランダムに置いてあったので1個ずつ持って帰る。持って帰る関係上2杯飲みました(嫁(運転手))。
しょぼい、と言われていたので、どんなものかなと思いましたが、グッズは結構ありました。ピンバッジ、キーホルダー、ハーフグレンケアンなど、日本人が好きそうなものから、Tシャツ、ウインドブレーカー、帽子など、個人的には結構買いたくなるものがありました。ちゃんと200周年仕様のものも結構ありました。ただ、(ここがしょぼいと言われる所以だと思いますが)ウイスキーは基本、定番のみ。37年とか、ポートエレンとかがショーケースに入って売られていましたが、さすがに買う気にはならず(多分、そこそこ安かったと思いますが)。
写真は200周年限定の8年。どこに行ってもすごい余っていたが定番の8年が出るまでにちゃんとはけたんだろうか。